今回は、知人のA子さんに聞いた、ママ友トラブルがきっかけで人間関係が一変してしまったお話をご紹介します。表面上は仲良しだったグループに潜む本音と裏切り。何気ない日常に潜む“人間関係の怖さ”を感じさせるエピソードです。
画像: 【いつもお迎え時間に遅れる迷惑ママ】にされていた!? ママ友グループの『裏切りLINE』にゲンナリ

笑い合っていた、あの頃

子どもが幼稚園に入園してすぐの頃、私は自然な流れでママ友グループに誘われました。
中心にいたのは、明るく気さくなB子さん。
私を含めた4人で、よくランチをしたり、公園でおしゃべりをしたりと、まるで学生時代の友達のような感覚で過ごしていました。
はじめのうちは「こんなに気の合うママたちと出会えるなんて」と嬉しく思っていました。けれど、ある日、B子さんからの“ひと言”に、なぜか心がざわついたのです。

突然届いた「もう無理かも」

それはある週末のこと。B子さんから、こんなLINEが届きました。
「最近、Nちゃん(私の子)のことでちょっと気になることがあって……ごめん、正直ちょっと距離を置きたい」
一瞬で目の前が真っ白になりました。つい昨日まで普通に会話していたのに、まったく理由がわからず、私は自分の言動をひたすら思い返しました。
その翌週、グループで行われたランチ会に私だけ呼ばれていなかったことで、事態の深刻さを悟りました。
さらに他のママからは、「Nちゃん、ちょっと浮いてるよね」とまで言われ、心が折れそうになりました。きっと、B子さんが周囲に何か吹き込んでいたのだと思います。

暴かれた“裏の顔”

そんなある日、別のママ友・C子さんと偶然会ったとき、思いがけない言葉をかけられました。
「実はね、B子さんがあなたのこと、グループLINEでいろいろ言ってたの。話を少し盛ってたみたい」
実は、B子さんは私がたまたまお迎えの時間に遅れたことを「いつも遅れてくる」「先生に迷惑かけてる」と大げさに話していたり、子どもが1人で砂場遊びをしていた日に「他の子と遊べない子みたい」と決めつけたような言い方でグループLINEに流していたそうです。
そして、「みんなもそう思ってるよ」と、あたかも全員が同意しているように伝えていたとのこと。
信頼していた人の裏の顔を知った瞬間、私は言葉を失いました。

子どもたちの笑顔に救われて

今では、そのママ友グループとは距離を置いています。
B子さんとは、会えば表面的に挨拶を交わす程度。
それでも、子どもたちは今も変わらず仲良く遊んでいます。
その姿を見るたびに、「大人の都合で子どもの関係まで壊してはいけない」と心に言い聞かせています。
人間関係に裏切りはつきものかもしれません。でも、私はこれからも、誠実に、子どもに胸を張れる母親でいたいと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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