嫁姑の付き合い方は令和になろうとも難しいもの。筆者の知人Aさんは息子が結婚し、自身が姑の立場になりました。お嫁さんはいい子で上手に付き合えていると思っているのですが、1つだけ難点が……。それは知らない話をするとすぐに気まずい雰囲気になるという点。姑Aさんの抱える悩みを早速みていきましょう。
画像: 昔話をすると「嫁と気まずい空気に、、、」良き姑でありたい私が、息子夫婦との会話で直面した『課題』

でかした息子! 素敵な結婚相手を見つけたね

Aさんは3人の子どもを育て上げた母。子どもたちは全員社会人となり、子育てを終えたAさんは自分の人生を楽しんでいました。すると、そこに嬉しい知らせが届きます。

28歳の長男が「会わせたい人がいる」と連絡をしてきたのです。「結婚だな」というAさんの勘は当たり、長男は5つ年下のKちゃんという素敵なお嬢さんを連れて実家へやってきました。

明るく可愛いKちゃんをすぐに気に入ったAさん。どんな相手でも息子が選んだのなら反対するつもりはありませんでしたが、大賛成で2人の結婚を祝福しました。

息子夫婦との付き合い方

息子とKちゃんの2人は結婚式を挙げ大勢の人に祝福されながら、新たな生活をスタートさせました。結婚した息子夫婦が居住地に選んだのは、Aさん宅の隣の市のアパート。

姑という立場になったAさんは、なるべく息子夫婦にはかかわらないようにしようと決意していました。「自分は大丈夫」と思っても、Kちゃんから見ればAさんは姑。気を遣う相手には違いないし、頼りにされない限りでしゃばるのはやめようと決めていたのです。

しかし、Aさんの心配をよそにKちゃんは嫌がらず、義実家であるAさん宅にもよく遊びに来てくれます。

「こんなに頻繁に連れてきてKちゃん嫌がってないの? ちゃんと気遣ってあげなよ」とAさんは息子に耳打ちしましたが、息子は「いやいや、むしろKが来たがってるんだよ」と言うのでした。

コミュニケーション

Kちゃんがよく遊びに来てくれるようになり、Aさんは1つ気づいたことがありました。KちゃんはAさんや息子が昔話や共通の知人の話をしている際、少し戸惑ったような表情を見せることがあるのです。 

実家に帰ってきた息子とは息子の同級生の話や弟妹の話など、Kちゃんには伝わらない話で盛り上がることもあります。

そんなときKちゃんは、少し寂しそうにふてくされたような顔をしたり、会話に入りたそうにしたりするため、息子がそのことに気がつきフォローするという場面をAさんは何度も目撃してきました。

これからの関係

そんな場面を何回も目撃してきたAさん。せっかく遊びに来てくれるKちゃんに気まずい思いをさせたくはないし、慌ててフォローする息子を見るのも複雑な気分です。

「同級生のあの子が結婚したんだって〜」

こんな実家で当たり前に繰り広げられるであろう会話すら、なかなか難しい状況です。Kちゃんはとても素敵な子ですが、これまでの家族の歴史がある中で、新しい共通の話題を見つけるのは試行錯誤の連続です。世代や育ってきた環境が違う中で、日々新しい家族の形を模索しています。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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