あなたに「推し」はいますか? 推しがいることで活力が出たり、良いこともたくさんありますよね。ただ、夫に推し活を理解してもらうのはなかなか難しいとの声も。そこで今回は「主婦の推し活事情」について知人から話を聞いてきました。
画像: 「主婦が推し活をしたらダメなの?」ライブ参加を許してくれない夫にモヤッ → 思わぬ救世主に感謝!

忘れていた高揚感

私は授かり婚で、ずっと出産や育児でバタバタの毎日を送っていました。最近子供が小学生になったことで、ようやく自分の時間が取れるようになりました。

そんなある日、たまたま家でスマホを眺めていた時です。

「あっ、今でも現役バリバリで活動してるんだ……相変わらずカッコいいな」

画面に映っていたのは、私が学生の頃に好きだった男性アーティストのAさんでした。かれこれファンだった頃からは約20年経っていました。

忙しい毎日でAさんのことをすっかり忘れていた私でしたが、久しぶりに見た彼の姿に心をうち抜かれてしまったんです。

会いたい気持ち

その日からAさんの動画やSNSを毎日チェックするようになりました。ただ、それだけでは物足りなくなっていった私。

学生時代はお金がなくライブに行けなかったこともあり、「一度でもいいから生でAさんを見たい」と思うようになりました。

主婦はライブに行ったらダメ?

そんな時に近くのコンサートホールに、なんとAさんが来ることが判明! 私は意を決して夫に「私のパート代から払うから、ライブに行ってきてもいい?」と夫に聞きました。

「はっ? 主婦がライブとか正気なの?」

さらに夫はため息をついて私にこう言ってきたんです。

「子供のためにそのお金使ったらどうなの?」

普段ジム通いや、趣味のゴルフを楽しんでいる夫。私はそれに対して文句を言ったことはありませんでした。それなのに……と私はショックを受けました。

母よ、グッジョブ!

その翌日、近くに住む母がうちに顔を出したので、私は「夫がライブに行かせてくれない」「主婦は自分のためにお金を使っちゃダメなのかな?」と涙ながらに愚痴をこぼしました。

すると母は、仕事から帰ってきた夫の肩を叩いてこう言ってくれたんです。

「主婦だって息抜きが必要よ。子供は私がみるから行かせてあげて」

母の説得に夫は「でも……」と反抗しようとしました。しかし、母はそうさせませんでした。

「あなたもお休みの日に一人でお出かけすることがあるでしょう? 自分だけ遊びに行ってもいいだなんて言わないわよね?」

これに夫は何も言い返せなくなり、私はスカッとしました。その後、夫からライブに行ってもいいと許可が出たので、思い切り楽しんで来ようと思います!

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。

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