ネットで簡単になんでも調べられる便利な時代です。うまくネットを活用すれば、生活の質は向上するでしょう。しかし、使い方を間違えてしまうと、ただのいやな人になってしまうかもしれません……。今回は筆者の知人とご主人とのエピソードを紹介します。
画像: 料理は"30年以上"私任せの夫から「カボチャはレンチンして切るといいぞ」ネット知識でドヤ顔されイラッ

結婚32年

今年で夫と結婚して32年が経ちました。
2人の子宝に恵まれ、特別仲が良いといったわけではありませんが、家族4人平和に生活をしてきました。

私は32年間、毎日朝晩、夫や子どもたちの食事を準備するため、台所に立っています。
夫はというと、料理はめっきりのタイプで、食事の時間が近づくとリビングへ出て来て、手伝いをするわけでもなく、ただ座って待つ人です。

よく『台所は女性の神域』などと言いますが、そんな夫なので我が家も必然的に台所は私の神域に。
私が夫に不満を感じることもなく、これまで30年以上この形でうまくやってきました。

しかし、ここ最近、家庭内に不穏な空気が立ち込めてきたのです。

ネット中毒の夫

原因は夫のネット中毒。
家にいる間はずっとスマホやタブレットに夢中になっています。
それだけならまだ良かったのですが、ネットで得た情報を正しい正しくない関係なく、自慢げに教えてくるのです。

当初は聞き流していたものの、日に日にストレスを感じるようになってきました。

ドヤ顔

先日私が台所に立ち、パスタを茹でていたときのこと。
いつもは絶対に台所に立ち入らない夫が、台所に入って来て「パスタのお湯を切るとき、シンクにそのまま流すなよ? 熱湯でシンクが傷むんだぞ?」とドヤ顔で忠告しに来て、そのまま去っていきました。

今日はかぼちゃサラダを作ろうと台所に立ち、かぼちゃを切っていたのですが、無意識のうちに「硬いな~。」と口にしてしまったようです。
すると、またしても夫登場。
「かぼちゃは先にレンジでチンすると切りやすくなるぞ。」とドヤ顔です……。

舐めていますか?

夫は私が主婦歴30年以上で毎日料理をしていることを知らないのでしょうか?
シンクが傷むだとか、チンしたほうが切りやすいだとか、知らないはずがありません。
また、自分自身では台所に立ったこともないのに、なぜドヤ顔ができるのでしょう?

自分の知識を教えたくなる気持ちはわかりますが、次にドヤ顔タイムが始まったときには、夫自身に料理をさせてみようと思います。

【体験者:50代・女性パート、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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