子どものころ、「なんでうちだけこんなに厳しいの?」と思ったことありませんか?
そんなモヤモヤも、大人になって振り返ると裏にあった愛情に気づくことがあります。
今回は、筆者の知人A子が語った親への愛情に改めて向き合ったエピソードをご紹介します。
画像: 「よその子に生まれたかった」って言ったあの日、母は何も言わなかった。数年後、母の本音に「ごめんね」

「なんでうちだけ?」と思い続けた子ども時代

A子は、幼いころから厳しいしつけの中で育ちました。あいさつや食事マナー、寝る時間まできっちりルールが決まっています。

友だちがゲームに夢中になる中、自分だけは細かく制限されていて、心の中ではいつも「うらやましい」の連続。

特に思春期には「うちってなんでこんなに厳しいの?」とため息ばかりついていました。

はじめて感じた「ちょっとした自立心」

そんなA子にも、中学の頃に転機が。お手伝いのお礼としてお小遣いを貰えるようになりました。

少しずつ貯めたお金でゲームを買ったときの喜びは格別で、「自分で買った!」という満足感は今でも忘れられないほどです。

今思えばこれも「しつけ」の一環だったのですが、気づくのは、もう少し先のことでした。

どうしても納得できなかった「外泊禁止」のルール

ただ、どうしても腑に落ちなかったのが「外泊NG」という決まり。

高校生になっても友だちの家に泊まることすら許されず、「周りはみんなOKなのに!」と不満が爆発。

ある日、ついに「もうよその家の子になりたい!」と叫んでしまいました。

そのとき母は何も言わずに少し悲しそうな顔を見せただけでした。その沈黙が、かえってA子の心に突き刺さったのです。

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