これは筆者の知人である70代のおしゃれ女性C子さんから聞いたエピソードです。ある日、おしゃれに身を包み孫とデパートへ出かけたC子さん。高級ブランドのバッグを褒められたのも束の間、孫の“あるひと言”がその場を凍らせてしまいます。しかし、C子さんのとっさの反応がまさかの結末を生み出すことに!
画像: <恥ずかしいぃぃ!>持っていた高級バッグで、つい見栄を張ってしまったけれど → 孫のひと言にタジタジ

優雅な休日、孫とデパートへ

70代になっても、ハイブランドを品よく着こなすマダムC子さん。休日は5歳の孫娘・さくら(仮名)ちゃんとデパート巡りを楽しむのが恒例です。その日もお気に入りのハイブランドのバッグを持ち、銀座の高級デパートへ出かけました。

無邪気すぎるひと言が爆弾に!?

店内のラウンジで、隣に座った見知らぬ女性が「素敵なバッグですね」と声をかけてきました。実はこのバッグ、C子さんの息子がボーナスの一部を分けてくれたおかげで購入できたもの。息子は普段から、家族にプレゼントやお小遣いを渡してくれることがありました。

けれど、C子さんはついいつものように見栄を張ってしまい、
「あら、ありがとう。一目惚れして買ったものなの」
と、まるで『自分の経済力や感性だけで手に入れた』かのように振る舞ってしまいました。

すると、さくらちゃんがニコニコしながらこう言ったのです。

「それね、ばあばがパパのボーナスで買ったのー!」

場の空気が凍りつき、隣の女性は「そうなんですか……」と曖昧な笑顔。見栄がバレた恥ずかしさで、一瞬焦ったC子さん。しかし、すぐに笑ってこう返しました。

C子さんのひと言

「ええ。息子がくれた、家族みんなで使える幸せのボーナスってことね!」

周囲の人たちからクスッと笑いがこぼれ、さくらちゃんも「ばあば、うまいこと言ったね!」と大喜び。隣の女性も緊張が解けたように笑顔で「素敵な息子さんですね」と言ってくれました。

まとめ

C子さんは、見栄を張っていた自分が露呈したことに一瞬恥ずかしさを感じたものの、ユーモアを交えて切り返すことで、場の空気を和ませました。人間らしさをさらけ出したときこそ、人との距離が通じ合う瞬間が生まれるのかもしれませんね。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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