筆者の話です。旅行が趣味で飛行機を使う機会が多い私。
毎回心配になるのが、ぽっちゃり体型の私にとっての “シートベルト問題” 。
そんなとき、客室乗務員さんの対応に心が救われて——。
画像: 飛行機で「シートベルトが締められない(汗)」焦る私を救ってくれた、客室乗務員さんの『神対応』

飛行機旅行の小さな不安

旅行が趣味の私。
旅行社のタイムセールを見つけては、すぐに予定を立てます。
滞在先ではのんびり過ごしたい派なので、移動時間が短い飛行機を利用することが多いです。

快適な空の旅が好きなのですが、毎回ひとつだけ気がかりなことがあります。
それは、シートベルトの長さ。
私はぽっちゃり体型で、特に腰まわりが大きめ。
座席に着くと、まずベルトを最大限に伸ばして、そっと締めてみるのが “最初の儀式” です。
機材によっては長さが足りず、焦ってしまうことも。

視線だけで気づいてくれた

この日もベルトの長さが足りず「どうしよう」と内心パニックになりかけたとき、誘導中だった客室乗務員さんと目が合いました。
すると、すぐに状況を察してくれたようで「お待ちください」と一言。
まわりのお客様の動線をさりげなく避けながら、手のひらで隠すように延長ベルトを持ってきてくださいました。

渡すときも
「ご利用方法はご存じですか?」
と声をひそめて確認。
「はい」
とうなずくと
「ご使用後は、そのまま席に置いておいてくだされば大丈夫ですからね」
と、穏やかに説明してくれました。

配慮の言葉に救われた気持ち

まわりに聞こえないように──そんな配慮がうれしくて。
何気ないやりとりですが、不安でいっぱいだった心が、スッとほどけていくのがわかりました。

体型にコンプレックスがあるからこそ、こういう場面では必要以上に周囲を気にしてしまいます。
でも、あのさりげない対応で「大丈夫」と思えるだけで、飛行機での時間がぐっと軽やかになるのです。

忘れられない、ひと言のやさしさ

たった数秒のやりとりなのに、気持ちまでくんでもらえたような気がして、あの言葉があったから、機内でもリラックスして過ごすことができました。

「そのまま座席に置いてくださいね」
何気ないようで、ちゃんと “私” を見ていてくれたそのひと言は、今でも忘れられない、ありがたい気づかいのひとつです。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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