職場での人間関係って、時には厄介なことがありますよね。今回ご紹介するのは、幸せなはずの結婚をめぐって職場の先輩からまさかの仕打ちを受けた筆者の知人A子のエピソードです。
画像: 【結婚式】スピーチを頼んだ上司が来ない! 原因は"嫉妬した先輩"!? 明らかになった『職場の闇』

結婚の報告が巻き起こした職場のざわめき

転職して2年目、営業職として忙しく働いていたA子。大学時代から付き合っていた彼との結婚が決まり、親しい同僚だけを招いたアットホームな式を計画していました。

ところが、それを聞きつけた上司がまさかの「俺も呼んで!」と自ら参列を希望。

しかも、勝手に「挨拶も任せて!」とノリノリ。頼んでないのに……。と戸惑いつつ、A子は断れずに了承するしかありませんでした。

突然の冷たい態度、その裏にあった嫉妬心

そんなA子の幸せを素直に喜ばなかったのが、同じ部署のY先輩。誰も逆らえないベテランの彼女は、結婚話をきっかけに急に態度を一変させます。

露骨に冷たくなり、不要な業務を押し付けたり、「あの子、仕事できないよね」なんて根も葉もない噂まで広めるように。

つい先日まで普通に接していたのに、あまりの変わりようにA子は動揺を隠せませんでした。

結婚式当日、予想外の裏切り

そして迎えた挙式当日。式場で上司の到着を待っていたA子でしたが、いつまで経っても現れず、連絡も取れないまま時間だけが過ぎていきました。

結局、新婦側代表の挨拶はなくなり、A子は切ない気持ちでその日を終えることになったのです。

「挨拶するよ」と言っておきながら、結局来なかった上司に、正直ガッカリしました。

悲しみからの気づき、そして新たな一歩

後日、上司に理由を尋ねても「本当にごめん」と繰り返すだけで、真相は語られず。

しかし、同僚からこっそり聞かされた「あの日の本当の出来事」にA子は愕然としました。
なんと、Y先輩がわざと他社との会議を挙式の日の午前中にブッキングしていたというのです。
Y先輩の意に反してA子の結婚式は午後にスタートでしたが、それを当日知ったY先輩がその日にしなくてもよい細かい質問を会議中に投げかけたり、何度も同じ話を繰り返したりなどあの手この手で上司を会議に引き留めていたというのです。

Y先輩に会議をブッキングされた時点で異議を唱えられなかったこと、さらに会議で暴走するY先輩を止めるわけでもなく先方にも迷惑をかけ、さらに結婚式まで無断欠席をした上司にもすっかり呆れてしまいました。Y先輩の行動に対しては「嫉妬で人を陥れるなんて哀れなもの」とどこか冷めた気持ちで受け止めたA子。
この一件で職場への信頼はすっかり消えていました。

何の権限もないY先輩が幅をきかせ、上司もそれに振り回されるような職場にA子は見切りをつけ、以前から声をかけられていた別の会社への転職を決意。

今は順調な結婚生活を謳歌しながら、新天地でいきいきと働いています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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