体調が悪いときに、元気いっぱいな子どもたちの相手をするのって、本当にしんどいですよね。自分の子どもだけならまだしも、よその子どもとなれば尚更です。今回は筆者の友人が自身の体験談を聞かせてくれましたのでご紹介します。
画像: 「マスクしてれば大丈夫」って、そういう問題じゃない! ママ友の『無神経な頼み』に絶句

突然の発熱

先日、私が39度の高熱に襲われ、朝から寝込んでいたときのことです。
朦朧とする意識の中で、LINEの通知音が鳴りました。

相手はママ友のM美で、「今日はうちの子を預かってくれる約束だよね? ちょっと早いけど今から連れて行っていい?」という内容でした。

たしかに、預かってほしいと頼まれていたのは事実です。しかし、こんな体調でよその子どもを預かるわけにはいきません。

私ももっと早く連絡をすればよかったのですが、しんどすぎて連絡しそびれていました。申し訳なく思いながら、「急に熱が出て、今日預かるの無理になってしまって……。当日にごめんね」と返信しました。

まさかの反応

すると、すぐにM美から返信が来ましたが、内容は「約束してたじゃん」「困るんだけど」「子どもも楽しみにしてたんだから!」というもので、正直驚きました。

予定が狂ってしまい申し訳ないとは思いますが、高熱で寝込んでいる私に対して、「どうしても無理なの?」と次々にメッセージを送りつけてくるM美。その押しの強さに、正直ゾッとしたのも事実です。

もちろん、彼女の状況も気の毒だとは思いますが、今の私にはどうすることもできません。
もう一度、「体調が悪くて本当に無理なんだ。ごめんね、うつしたら悪いし……」と伝えました。それでも、M美の追求は止まりません。

理解されない苦しみ

「マスクしてればうつらないよね? 大丈夫だよ、うちの子どもたち体強いし! ねぇ、お願い!」
……そんな軽々しい言葉に、私はただ絶句しました。

マスクをしていればうつらないという単純な問題ではありません。
発熱している自分が子どもを預かることのリスクを、M美は全く理解していないようです。

最終的に、「無理だって言ってるじゃん。体調が悪いんだから、お願いを聞くことができないの」と伝えました。

するとM美からは、「わかったけど、すごく困ってるんだよ」という少ししょんぼりした返事が来ました。私はM美の気持ちも理解しつつも、すっかり疲れ果てていました。

距離を置く決断

その後、M美は他の友人に無理を言って子どもを預けることができたようでした。
しかし、私はM美とのやり取りに強いモヤモヤを感じていました。
体調不良を理解しようとせず、自分の都合ばかりを押し付けてくるM美の態度に、不信感を抱いてしまったのです。

結局、このことをきっかけに私はM美と距離を置くようになりました。
相手の状況を思いやることは、信頼関係を築くうえで本当に大切なんだと、改めて痛感した出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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