友人Yの話です。義実家の用事を一手に引き受けてきたのに、夫が【うちはちゃんとやってる】と手柄のように語り出し……。
心の中で叫んだ「いや、やってるのは私だから!」の一言に込めた想いとは──
画像: 義実家の雑用は全て私。なのに「うちはちゃんとやってるから」親戚への『夫のアピール』にモヤッ

なぜか義実家の連絡は、私へ来る

Yの夫は転勤族で、単身赴任することもしばしば。
そのため、義実家に関する連絡ごとは、自然とYに来るようになりました。

「病院に行きたいんだけど、車を出してもらえる?」
「今月もお墓掃除、お願いね」
「買い物に付き合ってくれるかしら?」

そんな連絡が、SNS経由でほぼ毎日のように届きます。
そして、その連絡先は決まってY。夫に直接連絡がいくことは、まずありません。

関係は良好、だけどモヤモヤも

Yは、できる限りのことはしてきたつもりです。
義両親とも関係は良好で、用事があれば時間をやりくりして対応しています。
多少大変なときでも、夫の親なのだからと思って、気持ちよく動いてきました。

けれど、親族の集まりなどで、夫が
「うちはちゃんとやってるから」
と、まるで自分が主導しているかのように語る姿を見ると、どうにもモヤモヤしてしまいます。

やっているのは誰なのか

地元に戻っている期間でも、夫はゴルフや飲み会でほとんど家におらず、義実家に顔を出すことも少ないのです。

それなのに、弟が帰省してきたタイミングなどでは、堂々とこう言うのです。
「こっちはちゃんとやってるから、安心して」

いやいや、やってるのは私なんですけど!?
頼まれて動いているのも、連絡を受けているのも、実際に行動しているのも、全部私。
夫はいつも【やってくれている】 という事実の上澄みだけをすくって、手柄のように語るのです。

せめて感謝くらい、してほしい

夫婦は支え合うものだとわかっています。
義実家と良い関係を築くことは、今後のことを考えても大切。
だから、私はなるべく角を立てず、できるだけのことをしてきました。

けれど、たまにはひと言くらいあってもいいと思うのです。
「ありがとう」「助かってるよ」
そんな言葉があるだけで、きっと私はもっと前向きに動けるのに。

そして、できれば――
たまには自分の親のことくらい、自分で動いてみてよ。
心の中で、そう叫びたくなる日があるのです。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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