学校という“公”の場での呼び方と、家庭や友人関係という“私”の場での呼び方は異なります。呼び方のルールや使い分けは、大人にとっては普通でも、子どもにとっては戸惑うことも。小学校教諭をしている友人と子どもの間で起きた、ほっこりエピソードとは? 友人が、そんな体験談を聞かせてくれました。
画像: <娘の悩みにほっこり>友達のママが学校の先生に!「Aくんママ!」と呼んでしまった娘、家に帰ると?

小学校教諭の友人の異動先

私には小学校教諭をしている友人Aがいます。Aにも子どもがいて、私とAは家族ぐるみで遊ぶ仲。

ある時Aが、「B小学校(私の娘が通う小学校)に異動することが決まったよ!」と、私に教えてくれました。

私は、「娘には内緒にしておくね。これからお世話になります」と話をしました。

Aくんママ? A先生?

新学期の異動を経て、娘の学校では「新しく来た先生の紹介」がありました。

その日、娘は帰るやいなや「Aくんママ、うちの学校に来たよ! 先生するんだって!」と驚いた様子で話してくれたのです。

「そうだよ、Aくんママは小学校の先生なんだよ」と伝えました。

呼び方に戸惑う娘

Aは娘の学年の担当にはなりませんでした。でも、Aを廊下で見かけることもあると言います。

そして先日、Aを廊下で見かけた時、娘は思わず「Aくんママ!」と呼んでしまったそう。周りの友達には「誰のこと?」と不思議そうに見られたと話してくれました。

家で娘は、「A先生、A先生」と呼ぶ練習をしていました。「でもさ、つい『Aくんママ!』って言っちゃうんだよね」と娘は照れ笑いしていました。

娘にとって、学校に知っている人がいる安心感と特別感は何にも代えがたいものの様子。

最近になって「学校楽しい!」という言葉が増えたのは、A先生のおかげかもしれない、と思っています。

【体験者:40代・会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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