反抗期で会話もままならなくなってきた中学生の息子とのコミュニケーションに悩んでいたC子。
しかしある出来事がきっかけで息子の態度に思いがけない変化が!?
筆者の友人C子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
画像: 私が何を言ってもスルーだったのに、、、反抗期息子の心に刺さったのは、私の『意外な姿』だった!?

反抗期真っ只中の息子

中学生になり、反抗期真っ只中の息子。

会話はいつも必要最小限。
生活態度や勉強のことで注意しても
「うっせーな」
「知らん」
ぶっきらぼうな言葉のみで会話が成り立ちません。

「どうすれば息子に言葉が届くのだろう」
とコミュニケーションに悩んでいました。

PTAのソフトボール大会に参加

そんな時、PTAのソフトボール大会で
「人が足りないの。お願いだから参加して!」

とPTAの役員仲間のママ友に懇願され、私は急遽メンバーとして試合に駆り出されることに。

運動なんて学生時代ぶり。
しかしママ友のお願いを断りきれず、ジャージ姿で中学校のグラウンドへ。

半ばやけくそで全力で奮闘→中学生に笑われる

PTA仲間に借りたグラブを左手につけて
「よしきたー」
「ばっちこーい」
と半ばヤケクソになって声を出し、サードを守る私。

泥だらけ、汗だらけになりながらも打席に立ち、腰が引けたまま打った平凡なゴロをなんとかセーフにしようと数十年ぶりの全力疾走。

そんな私たちの姿を、部活中の中学生たちも見物していて
「大人たちが必死でやってる」
と笑っていました。

疲れて帰宅すると→息子が!?

結局サヨナラ負けを喫してがっかりして帰宅。

自宅で少しの休憩のつもりでソファに寝転がっていたら、夕方まで寝てしまった私。

起きて「しまった」と慌てて夕食を作ろうと台所へ行くと、息子がなんとフライパンでチャーハンを作っていました。

そして
「母さん、結構ガチだったな」
とポツリ。

「え?」

息子は私の試合の様子を、こっそり見ていたそう。

がむしゃらに頑張る姿→自分も頑張ろうと思った

「負けたけど、かっこ良かったよ」
と言う口調はぶっきらぼうだけど、いつもより柔らかい気がしました。

あとで夫に

「下手くそすぎる母さんがソフトボールがむしゃらに頑張ってる姿見て、俺も頑張ろうと思った」
と話していた、と聞きました。

それ以降ちょっと息子の態度に変化が。
「うざい」が「うるさい」に変わり、話しかけると少し言葉が返ってくるように。

どんな言葉よりも、親が無心で頑張る、真剣な姿を見せることが何よりも説得力がある。

そう感じた出来事でした。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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