すっかり会話も減り、倦怠期真っただ中のA子夫婦。
娘に勧められて久しぶりに二人きりの旅行へ出かけるも、GWの大渋滞に巻き込まれ、「なんで来ちゃったんだろう」と後悔したそう。
ところが、渋滞中の車内で交わした何気ない会話が、思わぬきっかけとなって――?
画像: 「やっぱり来るんじゃなかった、、、」GWの大渋滞で険悪ムードの倦怠期夫婦。でもその車内で──?

倦怠期の夫と、二人旅?

50代の私たち夫婦は、すっかり倦怠期。
最近ではまともな会話すらしていませんでした。

そんな両親に気を遣ったのかもしれません。
「せっかくのGWなんだから、どこか行ってきたら?」と娘に提案されました。

「えぇーっ、お父さんと行ったって、面白くないわよ」と渋ったものの、娘が強く後押しするものですから、久しぶりに夫婦二人旅に行くことに。

とはいえGWですから、往路からいきなり大渋滞にはまってしまいます。
車はまったく進まず、「なんでこんなときに出かけようと思ったのかしら……」と内心ため息ばかりです。

重い沈黙が続く密室で、夫と二人きり。
一体あと何時間我慢しなければならないのでしょうか。

思いがけず、会話が弾み……

重い空気にさすがに耐えかねたのか、時間つぶしになのか、ふと夫が話しかけてきました。

最初は他愛のない話。
しかし、だんだんと話題が広がっていきます。

「そういえば昔さ……」と、若い頃の旅行の思い出や、子育ての話、最近観たドラマの感想まで。
気づけば、まるで昔に戻ったかのように、二人で笑いながら話していたのです。

あんなに離れていた心の距離が、一気に縮まったような気がしました。

娘に感謝!

あのGW旅行以来、夫と二人で出かける機会がぐっと増えました。
週末にドライブしたり、近場の温泉に行ってみたり。

今年のGWはなんと、思い切って海外旅行を計画中です。

私たちは長年連れ添ったからこそ、言葉に出さなくても伝わるだろうと会話が減り、倦怠期に入ってしまったのだと思います。

やはり相手と向き合って話す時間は、夫婦にとって大切なんですね。

渋滞から始まったあの旅が、夫婦仲改善の良いきっかけになるなんて――あのときの娘の後押しに、感謝です。

【体験者:50代女性・専業主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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