家族だからこそ、言葉にしなくても伝わると思ってしまう……でも、時にはその“沈黙”が誤解を生むこともあるようです。今回は筆者の友人が、長い間すれ違っていた両親との関係を見つめ直したエピソードをご紹介します。
画像: 期待された兄と違い「あなたの大学はどこでもいい」進路で感じた両親との溝 → 結婚報告で知った、涙の真実

兄たちとの違い

私は3人兄妹の末っ子で、上に2人の兄がいます。
兄たちは地元の大学へ進学し、家業を継ぐ道を歩むことが当然とされていました。

しかし、私が進路の相談をした時、両親は「大学はどこでもいい」とだけ言いました。
――「私は必要とされていないんだ」。そんな思いが、当時の私を支配していきました。
期待された兄たちとの扱いの違いに、「どうせ私は女の子だから、実家に必要ないと思われているんだ」と、悲しい気持ちになったものです。

地元を離れて東京へ

「だったら、勝手にさせてもらう!」私は東京の大学を選び、そのまま就職も東京で。
地元との距離は、物理的にも心の上でもどんどん開いていきました。

数年後、私は東京で出会った男性と結婚することになりました。

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