好きな人との生活は、ドキドキとワクワクに満ち溢れていて楽しみなものですよね。しかし、好きな人だからこそプレッシャーを感じてしまうこともあるようです。今回は、同棲経験のある友人が体験談を聞かせてくれました。
画像: 「こんな生活、私にはムリだ(涙)」念願の同棲だったけど → 彼に『予想外のストレス』を感じた理由

待ちに待った同棲スタート

遠距離恋愛をしていた彼が、私の住む東京に転勤になったのは去年の春のこと。
前々から話し合っていたとおり、私たちは念願の同棲をスタートしました。

お互い20代後半で結婚も視野に入れていたので、この同棲生活は結婚生活の予行練習のようなもの。
ついに大好きな彼との生活が始まるんだ! と、私は期待に胸を膨らませていました。

彼の潔癖さに驚き

しかし、同棲生活が始まってすぐに、私は彼の潔癖さに驚愕することになります。
帰宅後は即シャワー。共有スペースの床は毎日掃除機と水拭き。
食器は使い終わったらすぐに洗う。
トイレ掃除はなんと1日2回!

几帳面ではない性格の私は、彼の行動に「こんなに綺麗好きだったなんて……」と、戸惑いを隠せませんでした。

募るストレスがついに爆発

やがて私は、「こんな生活、ずぼらな私には無理だ」と勝手に危機感を募らせ、ストレスを溜め込んでいきました。
彼に何か言われたわけではないのに、彼の行動の1つ1つがプレッシャーになっていたのです。
好きだからこそ「幻滅されたくない」という危機感もありました。

そして同棲開始から1か月ほど経ったある日、ついに私は爆発!
「ごめんなさい! 私、本当にずぼらで……あなたみたいにきれいにできない」と、彼に泣きながら訴えてしまったのです。

勝手な思い込み?!

すると彼は驚いた様子で「え? 別に君に合わせてもらおうなんて思ってないよ! 僕は掃除が趣味みたいなものだから勝手にやってるだけだよ」と優しく返してくれました。

彼の言葉に、私はハッとしました。
たしかに彼は私に1度も「掃除しろ」「もっと綺麗好きになれ」と求めたことはありません。
彼は私に何も強要せず、いつも上機嫌で掃除や皿洗いをしてくれていたのです。

私が勝手に彼の行動にプレッシャーを感じ、自分で自分を追い詰めていたのだと思い知らされました。
私は自分の思い込みを謝罪し、彼も「ごめん、僕の行動がプレッシャーを与えてしまっていたんだね……」と謝ってくれました。

その後、私たちは家事の役割分担について改めて話し合い、掃除や洗い物は彼に任せて私は料理や洗濯を担当することに。

今では、彼の潔癖さも「彼らしさ」の1つとして受け入れられるようになりました。
お互いの得意分野を生かすことで、快適な同棲生活を送っています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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