筆者の友人・K恵の夫は東北地方の出身。K恵とは上京して入社した会社で知り合い、結婚をしました。2人の娘にも恵まれ、安定した生活を送っていたのですが、ちょっとした問題が浮上したのです。
画像: 腰痛の妻を無視し「親が待ってるから」と強行帰省!?【頑固者の夫】に → 娘たちから『痛烈な一言』

こだわり

私が気が重かったのは、GWなど連休中の帰省でした。
夫は車で帰省することを常としているため、渋滞に巻き込まれて10時間以上かかることもザラだったからです。

そして夫は『家族全員で帰省すること』にこだわる人。
娘たちが小さい頃は良かったのですが、中学校に入って部活の試合などがあっても休ませ、高校生になってアルバイトを始めても「連休中はバイトに行くな!」と言うほど頑固な人でした。

腰痛

昨年のGWも、夫は嬉々として帰省の準備を進めていました。
しかし、私は4月の中旬に腰痛を発症し、歩くのにも痛みが伴うほどだったため、車で帰省するのは無理だと夫に話したのです。

すると夫は「は? 行かないなんてありえないし。親父もおふくろも待ってるんだから。」と一言。
いつものように10時間以上も車に乗っているのは無理だと判断した私は、症状をきちんと伝えたのですが、夫は一切譲りませんでした。

娘たち

すると、そのやり取りを聞いていた長女が「お母さんがこれだけ具合悪いって言ってんのに、それでも連れて行くの?」と聞きました。
夫は「いつも連休には帰ってるだろ?」と一言。
その答えを聞いた長女は「そんなに帰りたいなら一人で帰れば? 具合悪い人を連れて行くっていう気持ちがわからない。私も今年はバイトがあるから行かない。」と言ったのです。

今まで面と向かって反抗をしなかった長女の一言に驚いた夫。
すると次女も「普通に座ってたって腰痛くなるのに、お母さんに無理させてまで行く必要があるとは思えない。おじいちゃんとおばあちゃんだって話せばわかるでしょ? お父さんは冷たいんだね。」と呆れたように言い放ちました。

末路

結局、夫は一人で帰省。
義実家で愚痴ると、義父に「お前は何を考えてるんだ! K恵ちゃん(私)が具合悪いのに、家のことも手伝わないで!」と怒られたそうです。

今回の帰省をきっかけに、夫は娘たちに避けられるようになってしまいました。
このわだかまりは長年積もり積もったもの……簡単には和解できそうにありません。

【体験者:50代女性・主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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