これは最近元夫との離婚が成立した、筆者の知人からヒアリングしたお話です。仕事で精神的に弱ってしまった時、夫にありえない態度を取られ、「この人とは支え合えない」と察した彼女がとった行動とは?
画像: 仕事が精神的につらくて休職した私に「自分だけ会社休めてズルい」【思いやりゼロ旦那】とサヨナラした話

精神的に辛くて会社に行けなくなってしまった私に、旦那は舌打ちをして……

私はとある中小企業で、営業職として働くアラフォー会社員です。33歳の時に、婚活で知り合った年上男性と結婚しました。

結婚してからもそのまま仕事を続けましたが、ある朝、どうしても仕事が精神的に辛くて、会社に行けなくなってしまったことがありました。

電話で上司と話をして、急遽長期休暇をもらえることに。会社に迷惑をかける罪悪感はありましたが、「少しの間だけでも、仕事から離れられる」というだけで、かなり心が軽くなりました。

しかしその夜、帰宅した旦那に状況を話すと、旦那は心配するどころかチッと舌打ちして、「もっと強い人だと思っていたから結婚したのに。自分だけ会社休めてずるいよ。あーあ、俺も会社休みたいわ。」と言うのです。

もちろん旦那の仕事が大変なのもわかっています。しかし、あまりに思いやりのない言葉にショックを受けた私は、旦那のいる自宅ではなく、田舎の実家に帰省して療養することにしました。

こうして会社や旦那から一旦離れて、空気のおいしい田舎で休んでいるうちに、ある考えが私の中に生まれてきたのです。

「旦那とはこの先人生を一緒に歩むことはできない」と察した

最初は、旦那から言われたことに対して「私が弱いから、旦那を怒らせてしまったんだろうか」と自分を責めていました。

しかし次第に、「支え合うことができない人と、この先人生を一緒に歩むことはできない。まずは自分を立て直さなければ」と思うように。

2週間後、会社に復帰した私は、それまで以上に仕事を頑張りました。その結果、2年後にトップクラスの営業成績にのぼりつめ、昇格することができたのです。

帰ってから旦那に昇格したことを報告すると、旦那の給料を超えてしまったようで、旦那は一気に不機嫌になりました。そして嫌がらせのように、それまで折半していた生活費を「全部お前が払え」と言ってきたのです。

以前ならショックを受けていたと思いますが、すでに旦那への愛情もすっかり冷めていた私は「思いやりがない上、生活費も払わない人なんていない方がマシ!」と言って、お守りがわりに持っていた離婚届を突きつけてやりました。

「離婚は体裁が悪い」と数ヶ月ごねられましたが、先日やっと離婚が成立。休職した頃は本当にどん底でしたが、『辛くても頑張っていれば、また元気に過ごせる日がくる』ことを実感しました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。

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