若い頃、自分の結婚式に出席してくれた親友。
時が経ち、親友から「会おうよ」と言われ、呼び出された場所は意外な場所で!?
筆者の友人C子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
画像: 結婚式で、『一万円』を包んでくれた友人 → 数年後「あの時はごめん」【時を超えたご祝儀】に、ホロリ

20代前半で結婚した私

私は職場の先輩と20代前半で結婚。
その頃、親友のB子は夢を追った駆け出しのフリーランスで収入は不安定でした。

私の結婚式に出席してくれた時、
「本当におめでとう。本当はもっと包みたかったんだけど、ごめん」
と言ってご祝儀を一万円包んでくれたのですが、終始申し訳なさそうな顔をしていました。

「気にしないでよ。結婚式に参加してくれて本当に嬉しいから」

と私は特に気にしていませんでした。

その後、B子は成功をおさめる

それから何年も経ち、私は子供を出産し子育てと家事に慌ただしい生活を送っていました。

一方でB子は独立して成功をおさめ、ますます精力的に仕事に励んでいました。

「B子の仕事、雑誌に載ったみたい」
「仕事場兼マンションも買ったみたいよ」
「忙しいけど、バリバリ仕事してるのかっこいいよね」

お互い忙しく直接会うことはありませんでしたが、B子のことは友達の間でもよく話題にのぼり
「夢を叶えて本当によかったな。すごいなあ」
と思っていました。

B子から「久しぶりに会おうよ」とお誘いが

そんな時、突然B子から連絡があり、
「久しぶりに会おうよ」
と誘われたのは結婚記念日近くのことでした。

指定されたレストランへ行くと、そこは高級ホテルの最上階。

花が飾られていて、特別なディナーコースが。

「ずっと昔のことが心にひっかかっていた」とB子

「すごい、これどうしたの?」
と驚く私に

「ずっと昔のことが心にひっかかっていて。結婚式の日、ご祝儀をもっと包んでお祝いしたかったけど、それができなかった。でも『そんなの全然気にしないで』と心から言ってくれたC子の気持ちがあの時、本当に嬉しかったの」

「いつかもう一度C子のこと、お祝いさせてほしいとずっと思ってて。今こそ埋め合わせさせて」
とB子。

思いもよらぬ時を超えたご祝儀に、金額よりもB子の気持ちが嬉しくて、
「こちらこそ、ありがとう」
と温かい気持ちになれる出来事でした。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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