住宅街を歩いていて、見事なガーデニングをしているお家に目を奪われた経験のある人も多いのではないでしょうか。大切に手入れされたお庭って本当に素敵ですよね。今回はそんなガーデニングを楽しんでいたら、まさかのトラブルに巻き込まれてしまった経験のある筆者の知人、Nさんのお話です。
画像: 自宅の庭に、ハサミを持った侵入者が!? その『ありえない目的』に衝撃「神経が理解できない」

趣味のガーデニング

当時Nさんは庭付きの家に引っ越したことがきっかけで、ガーデニングを趣味にしていました。

季節の花やハーブを育てたり、レモンやブルーベリーなどの果物の苗を植えたり。

今までガーデニングは未経験でしたが、始めてみるとなかなか面白く、殺風景だった庭を手間暇かけてお花と緑の溢れる美しい庭に変貌させました。
「すてきなお庭ね! とってもキレイだわ 」
通りすがりのご近所さんも思わず賞賛するほど、Nさんの家の庭はよく手入れの行き届いた素敵な庭になっていたのです。

「そろそろレモンが収穫できるな、楽しみ!」
最近のNさんの日課は、少しずつ実が大きくなりつつあるレモンの成長を確認することです。
「収穫したらレモンティーにしよう。それとレモンケーキを焼いて……」
たわわに実ったレモンをどのように使おうか、と考える時間はNさんにとってワクワクする時間でした。

危険な侵入者

そんなある日の夜。寝る前に庭のハーブをハーブティーにしようと思いついたNさんは庭に出ると、なんと庭にハサミを持った知らない女性が立っていたのです。
「きゃああ!!! 誰ですか!」
相手が刃物を持っていたため、Nさんは恐怖のあまり叫んでしまいました。
「ち、ちがうの!」
女性はNさんの姿を見て、切ったばかりのレモンの実数個と庭の花十数本を、その場に放り出して逃げて行きました。

どうやらその女性はNさんの庭から、レモンと花を盗んでいくつもりだったようです。

「ひどい……楽しみにしてたのに」
地面に散らばったレモンと花をかき集め、Nさんはショックのあまりしばらく立ち上がれませんでした。

それからNさんは「勝手に庭に入らないでください。お花が欲しい人は声をかけてください」という立て札を玄関に立てたそうです。

さすがに自分の家の庭にハサミを持った人が入ってくるのは怖すぎますよね。人が大切に育てたものを勝手に切って持って帰る神経は理解できません。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.