子どもが小学校に入学する頃は、周りのママ友たちとの情報交換も盛んになりますよね。特に、私立小学校を受験するママは何かと気忙しい時期のはずです。今回は子育て中の友人がママ友とのエピソードを聞かせてくれました。
画像: 【勘違いママ友の末路】「うちの子、有名私立小に受かったのよ!」→ まさかの『大どんでん返し』が!

ママ友からの報告

先日、息子と近所の公園で遊んでいると、ママ友のAさんが娘と一緒にやってきました。
Aさんは私を見つけると、満面の笑みで近寄ってきて声高に「実はうちの子、〇〇小学校に受かったの!」と報告してくれました。

〇〇小学校は市内でも屈指の名門小学校で、倍率も非常に高いことで知られています。
私は素直にすごいと思い、「おめでとう! 良かったね!」と娘さんの努力を称えました。

優越感に浸るママ友に、周囲は?

やがて他のママたちも集まってきて、Aさんは〇〇小学校の制服や入学準備について、得意げに話し始めました。

自慢話は尽きることがなく、次第に他のママたちも少し疲れた表情になってきましたが、Aさんはお構いなしです。

それだけならまだ良かったのですが、Aさんは公立小学校に入学することをバカにしたような口調で「やっぱり私立は全然設備が違うから」「公立じゃイジメとかもあるって聞くし、心配で行かせられないわ~」と言い始めました。

子どもを公立小学校に入学させる予定のママたちは、Aさんの発言に明らかに引いている様子でした。

驚きの真実が判明

ところが数日後、別のママ友から信じられない話を聞きました。
なんと、Aさんの娘は〇〇小学校に不合格だったというのです!

Aさんは、数年前に子どもが〇〇小学校を受験したママ友から、「あそこは繰り上げ合格が多い」と聞いたことと、塾の先生から「娘さんは合格ラインギリギリで惜しかった」と言われたことを間に受け、「娘も絶対に繰り上げ合格になるに違いない」と思い込んでいたらしいのです。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。

思い込みの代償

Aさんはその後、真実を知らないママたちと顔を合わせるたびに「受かったんだってね! おめでとう!」と言われ続け、毎回説明しなければならず、とても気まずい思いをしたそうです。

Aさんと娘さんには気の毒だと思いましたが、思い込みで事実とは異なることを言いふらすと後で大変なことになるんだな……とゾッとした出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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