いくら家族や親族でも、意見の食い違いや思いがけない出来事で関係が揺らぐことはあります。特に、お金が絡むと、どうしても感情的になってしまう人もいますよね。今回は筆者の友人が自身の体験談を聞かせてくれました。
画像: 義母から届いたのは「さ、30万円の請求書!?」【身に覚えのない請求の正体】に、家族一同ドン引き

突然届いた封筒の中身は

ある日、夫と私の元に義母から1通の封筒が届きました。
何だろう? と思いながら開封すると……中には請求書が。金額はなんと30万円!
「介護費用」と書かれたその請求書に、私の頭の中は真っ白になりました。

介護費用って何? しかも30万? 一体何のことなのか、全く見当もつきません。
夫も何も聞かされていなかったようで、困惑していました。

義母のありえない言い分

すぐに夫が義母に電話で確認したところ、「息子であるお前が払うのが当然だ」の一点張り。
詳しく話を聞くと、どうやら義母は最近、趣味のサークルで知り合った人に高額な健康食品やエステを勧められ、契約してしまったそう。
そしてその費用を、「介護費用」と称して、なぜか私たちに請求してきたのでした。

義母は以前から少し変わったところがありましたが、まさかこんなことをするとは思ってもみず……。
埒が明かないので、とりあえず週末に夫婦で義母を訪ねて直接話し合うことになりました。

開き直る義母にドン引き

当日、私は「これは介護費用ではなく、お義母さんの個人的な趣味の費用ですよね。なぜ私たちが支払わなければならないのですか?」と問いただしました。

しかし義母は、「将来、私を介護するのは長男夫婦であるあんたたちなのよ。この商品やエステで私が若々しく健康になったら安いもんでしょ!」と開き直る始末……。

私は呆れてものが言えませんでした。

夫もついに堪忍袋の緒が切れ、「そんな理屈が通るわけないだろう! これ以上俺たちにたかるのはやめてくれ。そもそも俺たちは介護をするなんて約束してない」と強く言いました。

さすがにもう無理!

すったもんだの末、30万円は義母が自分で支払うことになりましたが、この一件で義母との関係は冷え切ってしまいました。

私たちに冷たくされ、義母は今、夫の弟夫婦のもとに泣きついているそうです。

お金の問題は、時に家族の絆さえも壊してしまうのだと痛感した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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