子育てにいっぱいいっぱいの時期は我が子の小さな気づきを意外と見過ごしがち。
筆者の友人R子は、ベビーシッターさんに言われた一言にハッとしました。
ベビーシッターさんが発した言葉とは一体!?
画像: しんどすぎて「赤ちゃんの可愛さを堪能する余裕すらなかった」私。ベビーシッターの言葉に「ハッとした」

体調を崩しながらの育児

子供を産んですぐに体調を崩してしまった私は、初めての育児に常にいっぱいいっぱいでした。

実家は遠方で夫は出張が多く、いわゆるワンオペ育児のなかで
「なんとか子供をちゃんと育てなきゃ」
と必死で、我が子をゆっくり眺めて「可愛いなあ」と思える余裕はありませんでした。

「娘さん、とっても可愛いですね」

娘が1歳になった頃、私が1人でどうしても出かけなくてはいけない用事があり、頼る人がいない状況で困った末にベビーシッターを頼むことに。

ベビーシッターとして派遣されてきたのは40代のてきぱきした明るい女性。

私が予定を終えて帰宅すると娘はベビーシッターさんと楽しそうに遊んでいました。

ベビーシッターさんに1日の保育報告をしてもらったあと、その女性が
「娘さん、とっても可愛いですね」
と一言付け加えました。

「上手におしゃべりするし、わざと面白い仕草をして、こちらを笑わせようとするんですよ。とってもチャーミング」
と言ったのです。

「え、うちの子そんな一面あったっけ?」
とびっくり。

娘の成長と愛くるしさに気づく

確かに最近はおしゃべりが上手になった娘。

しかし「こちらを笑わせようとする仕草」にはまったく気づきませんでした。

「お母さん大好きで、興味をひきたいんでしょうね」
と笑顔のベビーシッターさん。

改めて娘を観察すると、たくさん喋ろうとしているし、チラチラとこちらの反応をよく見ています。
なにより、とても感情豊かなことに気づきました。

「やるべきことに必死で、この子をよく見ていなかった」
と反省。

それからは、娘の表情をよく見つめるように。
家事や育児をまわすことよりも、娘の気持ちに寄り添うことを心がけました。

娘と向き合うことで変化が

今まで
「突然ぐずり始めた」
「急に機嫌が悪くなった」
と思っていたことが、

表情をよく見つめると
「ああ、こうなったから、こういう気持ちになったのね」
と娘の気持ちの動きがわかるようになり、私自身ストレスが減りました。

子育てに一生懸命になりすぎるとどうしても視野が狭くなりがち。

シッターさんの何気ない一言に大きな気づきがあったように、改めて
「育児は自分だけで抱え込まず、多くの人と関わってやっていくことが大事」
と思う出来事でした。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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