子どもの立場からするとうるさい親の言葉。でも時が経ち大人になって親の言っていたことが正しかったと気づかされることってありますよね。筆者の知人Aさんは親に「その人はやめておきなさい」と交際相手のことを言われたそう。しかし、反対されればされるほど燃えてしまうのが恋。その男性と結婚したAさんが今になって思うこととはどのようなものなのでしょう。
画像: 10個年上の彼氏を見て「やめておきなさい」母よ、あなたの言葉は正しかった──娘が『痛感した理由』

「あの人はやめておきなさい」母の反対

19歳のAさんはバイト先で知り合った10個年上の男性Oと恋愛中。若くて大学生で世間知らずだったAさんにとって、その男性は素敵な大人の男性に見えていました。

それまでにあまり交際経験もなかったAさんは、Oの言うことやることが正しいと思い、少し違和感があっても「年上の彼が言うんだから間違いない」と思っていたのです。

ある日、母に彼の話をしていたときのこと。母は「あの人はやめておきなさい」とAさんに言ってきました。その言葉は、これまで娘のやりたいことは何でも応援してくれた母からの初めての反対だったのです。

母が交際に反対する理由

母が交際に反対した理由は年齢差だけではありませんでした。その年齢でフリーターをしていて就職経験がないこと。さらにAさんの話を聞いていて、まったく頼りがいがなく束縛してくる点が気になったとのことでした。

じっくりとAさんに反対理由を聞かせてくれた母でしたが、若く恋愛に夢中なAさんには聞き入れられませんでした。母の反対を押し切りOとの交際を継続。そして1年が経つ頃、妊娠し結婚することになったのです。

「結婚する」と報告したAさんに対し、母は反対せず「頑張りなさい」と言ってくれました。こうしてAさんとOの結婚生活は始まりました。

母の言葉は正しかった

大好きだったOとの結婚生活を始めたAさんでしたが、結婚生活は苦労の連続でした。しかし授かり婚で子どももいたため、大変だからといって逃げ出すわけにはいきません。

「この子のために頑張らなければ」とAさんは必死に毎日を頑張って生きてきました。

結婚から年月が経つほどに思い起こされるのは、母の「その人はやめておきなさい」という言葉。幼く経験不足だった自分にはわからなかったけれど、やっぱり母の言葉は正しかったのだと毎日毎日思わされます。

Oは就職しても長続きせずパチンコに明け暮れ、そのくせ外で働くAさんのことを「浮気をしている」と疑ってくるのです。Oはお金も入れず育児に協力的でもないし、束縛してくる最低夫でした。

母の言った通りOは頼りになる相手ではなく、恋愛に夢中で見えていなかった欠点は日に日に明らかになってきます。

この結婚失敗? Aさんの決意

「あのとき母の言うことを聞いておけばこんなことにはならなかったのに……」

Aさんは結婚を後悔することもあるそうですが、この結婚は自分で選んだ道です。子どものためにも自分のためにも、Oと離婚して切り捨てるのではなくクズ夫を叩き直すことに決めました。

「自分の選んだ人生は自分で正解にする!」そんな気持ちでAさんは毎日を頑張っているそうです。いくら後悔したところで、過去に戻って選択を変えることはできません。

言っても言っても改善されないクズ夫との戦いは長そうですが、これから先の人生で後悔をしたくないからAさんは夫の叩き直しを頑張っているそうです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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