ママ友との付き合いは、楽しい反面、難しいこともありますよね。特に、子どもの教育方針は家庭によって様々なので、衝突することもあるのではないでしょうか。今回はそんなママ友との間に起きた出来事を友人が聞かせてくれました。
画像: 「テレビは1日30分まで!」よその家庭にも押し付ける【教育ママ友】→ 改心した『きっかけ』は

ママ友の家で集まることに

ある日、幼稚園のママ友グループでMさんの家に集まって遊ぶことになりました。それぞれが持ち寄ったお菓子を食べ、子どもたちは大はしゃぎ。

しばらく遊んだ後、みんなで一緒にテレビを見始めました。
子どもたちは画面に釘付けになり、ママたちもようやく落ち着いておしゃべりを始めることができたのですが……

テレビ30分ルール発動?!

30分ほど経った頃、T君ママが急に「そろそろテレビ、消した方がいいんじゃないかしら?」と言い出しました。

他のママたちが「えっ?」と微妙な空気になる中、T君ママは「うちはテレビは1日30分までって決めてるのよ。目が悪くなるし、教育に良くないでしょ」と、さも当然のように続けます。

子どもたちは「えー、まだ見たいよ!」と口々に訴えましたが、T君ママは「ダメよ、ルールはルールだから」と譲りません。

Mさんが「今日は特別だし、もう少しだけ見せてあげない?」と提案しても、「そういうのが良くないのよ! Mさんも、もっとしっかりしなきゃ」とMさんを非難するような口調で言い放ちました。

結局、気まずい雰囲気に包まれたまま、その日は解散することに……。

Mさんの娘の発言に驚き

数日後、幼稚園のお迎えで偶然Mさんの娘とT君が隣同士で遊んでいました。
すると、Mさんの娘がT君に英語で話しかけているではありませんか。

「Do you want to go to the park with me after this?(このあと一緒に公園行かない?)」

流暢な英語に、教育熱心なT君ママはびっくり!

目を丸くして「Mさんの娘、英語話せるの!? すごいわね! どうやって勉強したの?」と興奮気味に尋ねました。
Mさんは「ビデオ教材とか、YouTubeで勝手に覚えたんだ」と控えめに答えました。

価値観の変化

それ以来、T君ママは以前ほどテレビに厳しくなくなり、T君も色々な番組を楽しんでいるようです。

子どもにとって、テレビや動画が全て悪影響というわけではなく、学びのツールにもなり得るということを、Mさんの娘を見て実感したのでしょう。
それぞれの家庭でのルールは大切ですが、時には柔軟に対応することも必要だと改めて感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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