子どもの反抗期に頭を抱える人も多いのではないでしょうか? 口をきいてくれなくなったり、部屋に閉じこもりがちになってしまうと、接し方にも悩んでしまいますよね。今回はそんな反抗期にまつわるエピソードを友人に聞きました。
画像: <長男に続き次男も!?>"反抗期兄弟"同士でケンカ! 家を飛び出した次男 → 涙の理由に母、反省

長男の反抗期

私には高校生と中学生の2人の息子がいます。
最近、長男の反抗期がピークに達し、口答えは当たり前、部屋に閉じこもり、家族との会話も拒否するようになってしまいました。

なるべく刺激しないよう気を遣いながら接していましたが、内心では不安と苛立ちが募っていました。

さらに次男まで?!

そんな中、中学に入学したばかりの次男にも反抗期の兆候が現れ始めました。
兄の影響か、私に対して生意気な口調で話すようになり、何を言っても反抗的な態度。

兄弟の反抗期がダブルで到来し、私の苦労は倍増! 毎日が綱渡りのようで、家庭内の雰囲気もピリピリ……。
運悪く夫は出張が多い時期で頼れず、私は男子2人への接し方に戸惑いっぱなしでした。

次男の涙の理由

ある日の夕食時、長男と次男が口論になりました。
最初は些細な言い合いでしたが、次第にヒートアップし、互いに罵り合うまでに発展。
「うるさい! 出て行け!」と長男が叫ぶと、次男は泣きながら家を飛び出していきました。

慌てて後を追いかけ、近所の公園で見つけた次男は、ベンチに座りしくしく泣いていました。

抱きしめながら優しく理由を尋ねると、兄の反抗期で家の中の雰囲気が悪く、寂しい思いをしていたこと、兄のように反抗すれば私が構ってくれると思ったことなどを打ち明けてくれました。

反抗期と向き合う

次男の気持ちを汲み取ってやれず、知らず知らずのうちに傷つけていたことを深く反省した私は、家に帰ると息子たちを座らせて、改めて話し合いました。

「お母さんは2人とも同じくらい大切。それは反抗期でも関係ない!」と伝え、2人の気持ちを尊重しながらも、家族として守るべきルールを改めて確認しました。

息子たちも、私の真剣な様子を見てさすがに思うところがあったのか、真剣に聞いてくれました。
それからは、兄弟ゲンカが勃発しても、以前のように険悪な雰囲気が長引くことは少なくなってきています。

反抗期は成長の証でもあり、子どもたちと向き合う貴重な機会だからこそ、親も忍耐強く接することが大切だと感じた出来事でした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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