今回は、筆者が知人から聞いた【親の言いなりになって後悔した話】を紹介します。子供の時から「高学歴の男性と結婚しなさい」と言われて育った彼女が「こんなの幸せじゃない」と確信した理由とは?
画像: 親に「高学歴な男性と結婚すれば幸せになれる」と言われ続けた私が、ハイスペ旦那と結婚して後悔した理由

厳しい両親に「結婚相手は高学歴の男性で」と言われ続けた幼少期

私は都市近郊で生まれ育った、40代会社員です。厳しい両親に育てられ、小学生の頃から勉強や習い事に追われていました。

特に母親には、幼い頃から「将来は〇〇大学以上の学歴の男性と結婚しないと、幸せになれないよ」と呪文のように言われ続けていました。

そのため大人になってからも、【親が納得するような高学歴の男性】が結婚相手の一番の条件だと考えていたのです。

婚活の末、結婚したのは超難関大卒の、誰もが知る大企業勤めの男性。両親も「よくやった」と大変喜んでくれて、私は「これで幸せになれる」と思っていました。

しかしその結婚生活は、自分が想像していた【幸せな生活】とはかけ離れたものだったのです。

お互いの中身を見ようともせず結婚した二人の行く末は……

一緒に住み始めると、徐々に夫の本性が現れ始めました。夫は典型的な【男尊女卑】の考えを持った人間で、少しでも気に入らないことがあれば「女なのに家事もまともにできない」「女だから頭が悪い」などとモラハラ発言を繰り返しました。

今考えると、私が【学歴だけ】で夫を選んだのと同じように、夫も私を【ステータスだけ】で選んでいました。お互いの中身を見ようともせず結婚した二人が、幸せになれるはずがなかったのです。

数年後、夫に愛人がいたことが発覚し、「こんな生活は、絶対に幸せじゃない」と確信した私はようやく離婚を決意。子供がいなかったこともあり、離婚はあっけなく成立しました。

両親は「あんなに“いい人”だったのに、どうして手放したの」と激怒。“絶縁”を言い渡されてしまいましたが、正直悲しさよりも「ようやく自由になれる」という解放感でいっぱいになりました。

そんな私は今、“親の基準”には達していないけれども、愛情深くて家族思いな男性と再婚して家庭を築き、幸せな毎日を過ごしています。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。

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