子供が小学生になると「友達の家に遊びに行きたい」と言ってくるようになることもあります。親同士が知り合いであれば問題はありませんが、面識がないと少し不安ですよね。息子を友達の家に遊びに行かせた知人は、想定外の悲しい出来事が起こってしまったようです。
画像: 【友達の家に遊びに行った息子】が泣きながら帰宅 → 原因は、まさかの『お友達の親の発言』だった

知らない友達の家

私には小学3年生の息子がいます。

ある日、息子が学校から帰ってくると「Aくんの家に遊びに行く」と言ってきました。私はAくんのことは知っていましたが、お母さんと顔を合わせたことがありませんでした。

その時は突然だったので、家にあったのはスナック菓子のみ。初めて伺うのに少し失礼かなと思いつつも、何も持たせないよりは良いはず。私は息子にスナック菓子を持たせて、Aくんの家に向かわせました。

貧乏人扱い

「ただいま」

数時間後、私は驚きました。なぜか息子が泣きながら帰ってきたのです。

「何があったの?」

「Aくんのお母さんに『これだけ? 君のおうちって貧乏なのね』って笑われた」

悔し涙を流しながら私にこう言った息子。Aくんの家はお金持ちらしく、「スナック菓子なんて食べたことない」と息子はバカにされたと言うのです。

たしかにオシャレなお菓子を持たせなかった私が悪かったかもしれません。ただ、私自身に言うならまだしも子供に対してあまりにも大人げないAくんママの言葉に私は居ても立っても居られなくなりました。

どうしても無理でした

どう対応するか考えていく中でやはり我慢できなくなった私は、Aくんの家へ行って直接Aくんママと話すことにしました。「息子に貧乏って言ったのは本当ですか?」と尋ねた私。すると、

「うちに遊びに来る子はケーキとかを持ってくるのが普通なんです。だからビックリしてつい言っちゃいました」

とAくんママは私を見ながら笑ったのです。私はそんな彼女を許せませんでした。

「息子をこんな意地悪な親がいる家に行かせたくない」

だから私はこうキッパリ言ったのです。

「突然簡単な手土産だけでお邪魔させてしまったことは失礼しました。ですが、もうお宅にはお邪魔させませんのでご安心ください」

正解は何?

その後、息子が下校後にAくん宅で遊ぶことはなくなりました。少しかわいそうだったかなと思いましたが、学校では仲良くしているみたいで安心しました。Aくん自身はいい子ですから。

親がどこまで子供の友人関係に干渉するのが正解なのか……答えは分かりませんが、子供を守るためにも手放し状態にはできません。保護者同士の関係は本当に難しすぎて、頭を悩ませる日々です。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。

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