友人Yの話です。
Yは二世帯住宅で義母と暮らしています。
玄関は別のつくりなので、義母との連絡は、SNSでやり取りすることが多いのですが──
画像: 「車出して」と言えばいいのに──『察してほしい義母』の【揺さぶりメッセージ】に、毎回モヤモヤ

義母からの朝の通知音

朝、どこか連れて行ってほしいところがあると、義母からSNSの通知音が鳴ります。
義母は普通自動車免許を持っておらず、普段は自転車を利用。

遠出の際は友人に車を出してもらったり、買い物は娘に頼んだりしているそうですが、娘が動けない日は朝からYに連絡が来るのです。

はっきり言わない義母のやりとり

それも、なぜかいつも遠回し。
「今日は寒いから、自転車で出かけるのは危ないかな?」

寒いとはいえ、もう春。
「パパも子供たちも自転車で行ったから、道路は大丈夫ですよ」
とYは返信します。

けれどそこからが長い。

「ちょっと距離があるから」
「荷物が多くて自転車に乗らないかも」
「風が冷たそうで体調崩しそうね」

こちらの返答を否定するように、言い訳のような理由が続くのです。

結局は察するしかない状況

もう、このやりとりが始まった時点でYは『今日は義母とお出かけだな』と観念してはいるのです。
けれど『もしかしたら違う用件かも?』と思って一応ラリーを続ける。

しかし、どこまでいっても義母は「車を出して」とは言いません。
お願いする立場になるのが嫌なのか「言わなくても察してほしい」と思っているのでしょう。
そんな義母の性格を理解しているからこそ、Yも強く出られないのです。

結局Yが
「車で行きますか?」
と申し出るまで、じわじわとプレッシャーをかけられるのです。

これから先もずっと!? と考えると憂鬱

Yに予定があるときは、前もって伝えているので 『用事があるので連れていけない』 という選択肢は、そもそも通用しないのです。
なのに、毎回こちらから申し出るまで続くSNSでの不毛なやりとりに、もうモヤモヤが止まりません。

「車出して」 と言ってくれたら、こちらもすぐ動けるのに……

それなのに義母は、決して自分から「頼んだ」という形にしたくない。
そんな気持ちが透けて見えるたび、モヤモヤイライラする毎日です。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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