第3子出産後、夫を受け入れられなくなった友人。どんどん夫婦仲は悪化します。そんなとき転機となったのは、「女の子を授かりたい」と望む気持ちでした。友人が、体験談を語ってくれました。
画像: 産後「息子は平気だけど、夫だけが生理的に無理」な状況に → 救ってくれた『見知らぬ女の子』に感謝

出産後の予期せぬ変化

ホルモンバランスの影響からか、出産後しばらくは夫をまったく受け入れられなくなりました。夫の匂いや言動、夜の夫婦生活まで、すべてが嫌。生理的に受け付けなくなってしまいました。

息子たちとの時間は楽しく、幸せを感じる一方で、夫との距離感は広がるばかり。息子は平気なのに夫はダメ。この状況はどうすることもできませんでした。

買い物中の出来事

そんなある日、小さな出会いが訪れます。

買い物中、見知らぬ女の子が「このお菓子美味しいんだよ」と話しかけてきたのです。その子はどうやら私を自分のお母さんと勘違いしたようでした。

ほんの一瞬の出来事でしたが、その女の子がとてもかわいく、「女の子っていいな」と心が温かくなったのです。

これまで男の子だけを育ててきた私にとって、この感覚は新鮮で、自分でも驚くほど強く心に残りました。

夫婦の絆を取り戻すための決断

それから間もなく、私は夫との関係について真剣に向き合うことを決意。自分自身の気持ちや体調の変化について率直に伝えるようにしました。

「夫婦の関係」を模索していく中で、「もうひとり子どもを授かること」を選択肢として考えるようになったのです。特に「女の子を育てたい」という私の思いは強くありました。

それから数年後、待望の妊娠、出産。女の子でした。一から始まる育児は大変でしたが、それ以上の幸福感があり、育児もがんばることができました。

これまで男兄弟だけだった家庭に新しい風が吹き、娘は家族全員から溺愛される存在となったのです。

娘の誕生がもたらしたもの

驚いたのは、娘の出産が、夫婦仲にも良い影響を与えたこと。

娘を育てる中で、自然と夫への拒絶感も薄れていき、ふたりで協力し合う時間が増えたのです。家族として、関係も良くなっていきました。

私は今でも「娘の出産は、家族が幸せになる転機だった」と思っています。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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