筆者は以前、学校図書館司書として勤務していたのですが、本格的にライター活動を行う為に退職し、ゲーム店でのアルバイトと執筆業を掛け持ちすることになりました。
すると、かつて働いていた学校の生徒の保護者から「バイトとか恥ずかしい」なんて言われる羽目に......。しかしその後、思いもよらぬ展開が待っていました。
画像: 「社会人でバイトとか、終わってるわよね(笑)」失礼な言動を繰り返した保護者 → 『悲しい結末』に

チクチク発言に傷付く

かつての勤務校にいた女子生徒Eは、ゲームが好きということもあって、頻繁に私のバイト先であるゲーム店に足を運んでいます。
またEの母親もよく一緒に来店していたのですが、私を見る度に見下すような発言を行うのがお決まりでした。

「せっかく安定した職があったのに、アルバイトなんて恥ずかしいわね!」
ですが私は自分の夢の為に退職したのであって、別に後悔していません。
Eの母親に辟易していたら、後に予想外の出来事が起こったのです。

面接に来るも不採用

なんと! Eが高校を中退し、私の勤務先にバイト面接にやって来たのです。
ゲームが好きだから、ここで働きたいとのことでした。
しかしEはあまりコミュニケーションが得意ではなく、接客業は難しいだろうと店長は判断したのです。

結果的にバイトは不採用となったEですが、驚いたことに後日、Eの母親がゲーム店に怒鳴り込んでくるではありませんか!
Eの母親の主張は「娘が不採用になったのは、六条さんが店長に悪いことを吹き込んだからだ!」とのこと。

結果的に出禁に

もちろん、私はそんなことをしていませんし、Eの母親が大騒ぎしたせいで、結果的に店のお客さん達に迷惑を掛けてしまいました。
いくら店長がなだめても母親は騒ぐのを辞めません。そして、Eたちは親子そろって店を出禁になってしまいました。店長は「これ以上、店に干渉した場合は法的措置をとる」と宣言したのです。

せっかくの大好きなゲームから引き離されてしまったE。人生、どこで何が起こるか分かりません。だからこそ、周囲の揚げ足取りばかりしていてはイケナイと実感した出来事でした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.