皆様は、学生時代の青春は何に捧げましたか?
筆者は学生時代、そして社会人になってもソフトボールをしていました。
そんな私の青春体験談をご紹介します。
画像: 大好きなスポーツに捧げた学生時代 → 20年後、現役生の【思わぬ言葉】に『目頭が熱くなった』

中学ではソフトに燃えた日々

私は中学時代、ソフト部でピッチャーをしていました。
最高のメンバーで最強のチームでしたが、中学3年生で泣く泣く引退。
そして高校へ進学するも、進学先が見事なまでにメンバーとバラけてしまったのです。

メンバーは高校へ入学してもソフトを続ける子が多く、私もそのつもりでした。
ところが、私が入る高校にはソフト部がなかったのです。
もう二度とソフトをすることはないのかと、諦めていたその時でした。

久しぶり! まさかの再会に喜ぶも、ソフト部はない

入学後、同じクラスの女の子に肩を叩かれてビックリ!
彼女は中学時代のライバル校で、ポジションがショートの子だったのです。
さらにその子と一緒にソフトをしていた、サードの子も別クラスにいることが発覚しました。

3人で集まり盛り上がりましたが、それでもソフト部はありません。
どうにか出来ないかと話しつつも、メンバーもいないし顧問もいない。

この状態で出来る事は何もないと思っていました。すると……!

これいけるんじゃない!? ノリノリで部活を作る事に!

なんと別のクラスに少年野球をしていた子や、中学時代にソフトをしていた子も見つかったのです。
結局集まったメンバーは、私を含めて5人。
そうしてノリに乗った私達は、

「ソフト部作っちゃおうぜ!」

そのまま先生達に頼み込み、なんとソフト部を結成することが出来ました。
しばらくはメンバーが足りないので、他校と合同チームを組むことに。

新設されたばかりの部活だったので、部費もほとんど無ければグラウンドの練習箇所も限られており、肩身の狭い思いもしました。
それでも再びソフトが出来ること、新しいチームで勝利を目指すことが、本当に楽しかったのです。

今も残る想いに、思わず目頭が熱くなった

私達が2年生になる頃には、私の後輩や経験者も続々と出てきて、私達の高校だけでひとつのチームが出来上がりました。
残念ながら地区予選であっけなく敗退し引退となりましたが、卒業から20年近く経った今も、ソフト部は健在です。

今は私達が行きたくても行けなかった合宿や、多くの試合をこなしているそうです。
道具もしっかり揃っていて、グラウンドを広く使えることや、時折コーチを呼んで練習しているのだと、OB会に呼ばれた時に教えてくれました。そして、

「ソフト部を作ってくれて、ありがとうございました!」

そう言われた時の感動は、今でも忘れられません。
あの時の私達の青春が、今も繫がれているのだと、本当に嬉しく思います。

まとめ

OB会では試合に参加させてもらいましたが、現役女子高生とアラフォーに片足突っ込んだ私達では、体力が全く違うということに大爆笑でした。
これからもチーム一丸となって、頑張ってくださいね!

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.