職場環境や細かなルール、共に働く同僚がどんな人なのかなど、実際に働いてから初めて分かることもあります。ある程度は割り切って働くしかないかもしれませんが……。今回は私の友人A子から聞いた、上司による監視が想像を超えてきた職場の話を紹介します。
画像: <トイレは上司の許可を得てから!?>最低賃金のパートに転職したら →『謎ルールの数々』に絶句

新しいパート先

A子はとある中小企業でパートとして働きはじめたばかり。女性ばかりの職場で、仕事は主に軽作業です。職場には、日本人女性のパート従業員6人と海外から来た実習生8人ほどが働いていました。

しかし、これらをまとめる女性正社員のベテラン上司が想像以上に厳しい人だったのです。

新しいルールが次々と……

正社員だった彼女は、部下のちょっとしたことが気になるらしく……。「トイレは私の許可を得てから」「お茶を飲むのは1時間に1回」など細かくルールを作り、皆に強制してきました。

冬場は特に飲み物を飲んだらトイレが近くなりますが、「わざわざ上司に許可を得てからしかトイレに行けないなんて!」と、今までの職場ではなかったことに困惑したA子。

エアコンが稼働していることもあり乾燥するため、喉の調子が悪くなったほかのパート女性がお茶を少しずつ飲んでいると、それを見たベテラン上司は、わざわざそのパート女性を呼び出して注意するほどでした。

職場の雰囲気は悪くなるばかり……

立場的にも誰も彼女に歯向かえず、言いなり状態。職場の雰囲気はどんどん悪くなっていきました。こんなおかしなルールをいつの間にか作られるうえに、最低賃金……。納得のいかないパート女性たちの不満は募るばかりで、退職者が続出しました。A子もすでにほかにいい職場がないか、探し始めています。

あまりにパート従業員が辞めていくため、会社の求人は常に出しているようでした。パート従業員が長続きしないのは、このベテラン上司のせいだと確信したA子でした。

ベテラン上司は、「自分の言うことを聞かないパート従業員はさっさと辞めてもらって結構!」という姿勢を崩さなかったそうです。人の上に立つ人間がこの考え方では、誰もついてきてくれませんね。

【体験者:50代・女性パート、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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