＜誕生日サプライズ？ まさか嫁いびり？＞ 夫の誕生日に「実は──」潜んでいた『義母の思惑』に驚愕

ささやかだけど幸せ

私たちは結婚3年目。お互いの誕生日は毎年、2人でささやかに祝っていました。
派手ではありませんが、幸せを実感できる温かい時間を過ごすことができて、私たちにとっては大切な家族行事です。

今年の夫の誕生日は平日。夫は偶然休みでしたが、私は繁忙期で休むことができませんでした。
「早めに仕事を終わらせるから、夜は2人でお祝いしようね」と約束し、仕事帰りにケーキを買って帰る予定でした。

予期せぬ出来事

そして当日。急いで帰宅した私は、夫の様子がおかしいことに気が付きました。
何か言いたげですが、口ごもっています。

「どうしたの？」と尋ねると、夫は迷いながらスマホの画面を見せました。そこには、高級旅館のような場所で満面の笑みを浮かべる義母と、戸惑ったように笑う夫の姿が。

「隠すのも変だから伝えておくね。実は母さんが急に日帰り旅行を企画して……。沙織は仕事だからって、母さんが誘わなかったらしいんだ」と夫は申し訳なさそうに言いました。

誘われなかったことよりも、まるで最初から除外されていたかのような状況に私はショックを受けました。

衝撃のLINE

その後、追い打ちをかけるように義母から写真付きのLINEが届きました。

「息子の誕生日にサプライズで温泉楽しんできました♡ 沙織さんはお仕事でお疲れでしょうから、ゆっくり休んでくださいね。お祝いはこっちで済ませましたので！」

というメッセージと共に、旅館の豪華な食事や夫の写真が次々と送られてきます。
まるで私への当てつけのようです。

夫の意外な反応

その時です。LINEの内容、そしてそれを読んでショックを受けている私を見て、いつもは温厚な夫が珍しく怒りをあらわにしました。

そして、その場で義母に電話をかけ、「母さん、いい加減にしてくれないか。気持ちは嬉しいけど、俺の誕生日なんだから、祝う相手は俺が選ぶ。勝手に企画して、沙織を仲間はずれにするのはやめてくれ」と強い口調で伝えてくれたのです！

夫の強い口調に驚きながらも、正直スカッとしました。いつもは穏やかな夫が、私のために怒ってくれたことが嬉しかったです。

電話口の義母は何か言いたそうだったようですが、夫は一方的に電話を切りました。

義母の無神経なところにほとほと嫌気がさし、今では距離を置いています。
夫が私の気持ちを理解し、守ってくれたことで、夫婦の絆はより一層深まりました。

【体験者：20代・女性会社員、回答時期：2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。