温かい家庭を築き、幸せな日々を送りたいと願う女性は少なくありません。しかし選択を誤ると、幸せから遠ざかってしまうことになります。今回は、禁断の恋によって大切なものを失ってしまった友人の体験談をお届けします。
画像: 略奪婚を夢見るも失敗 → 半年後「真面目に生きようと思ったのに」不倫女が支払った『大きな代償』

不倫に足を踏み入れてしまい……

2年ほど前のことです。私は当時28歳。冴えない日々を送っていました。

そんなある日、取引先のC男と出会いました。
C男は既婚者ですが、仕事の話だけでなくプライベートな相談にも乗ってくれて、私は次第に彼に惹かれていきました。

C男も私に好意を抱いているようで、いけないと思いつつも私たちは不倫関係になってしまいました。

略奪婚を夢見る

C男の奥さんは病弱だと聞いていたのもあり、私は「いずれ自分が妻の座を奪えるはず!」という、浅はかな野望まで抱くようになってしまいました。

友人や同僚にも、まるでC男との結婚が間近であるかのように話すこともありました。
あの頃の私は舞い上がっていて、自分の軽率な言動に全く気付きませんでした。

しかし、甘い時間は長くは続きませんでした。
C男の奥さんに私たちの関係がバレてしまい、彼はあっさり私との関係を断ち切ったのです。

C男にとって、私はただの遊び相手。離婚する気も、ましてや私と再婚する気など全くありませんでした。
突然の別れに、私は失意のどん底に突き落とされました。

大きな代償

半年後、親の勧めでDさんという男性とお見合いをすることになりました。
Dさんは経営者でかなり裕福。私は今度こそ幸せを手に入れてみせる! と意気込みました。
もちろん親にもDさんにも、過去の不倫のことは隠したままです。

高級レストランでの食事や高級車でのドライブ……交際は順調に進みました。しかし、過去の行いが、やがて重くのしかかることになります。

私がC男さんとの関係を周囲に言いふらしていたことが、なんと、同じ業界のDさんの耳にも届いてしまったのです。

明るみに出た過去

ある時、Dさんはそれとなく私の過去の恋愛について尋ねてきました。

私はとっさに嘘をつこうとしましたが、Dさんは既に全てを知っていました。私を試そうとしていたのかもしれません。
「不倫していたことは勿論だけど、それを隠して嘘をつこうとする人のことを信頼できない」
Dさんはそう言い、結局お見合いは破談に……。

私の玉の輿計画は、過去の軽率な言動によって崩れ去ってしまったのです。

親からも責められ、私は居場所を失いました。
自分の行いを反省し、今度こそ真面目に生きようと決意しましたが、失った信頼を取り戻すのは容易ではありません。

今も過去の過ちを悔やみながら、実家にも戻れず、苦労しています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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