学生時代に仲の良かった友人と久々に再会した時、生活環境や考え方が違って戸惑ったことはありませんか? 今回は、筆者の友人が【お花見を兼ねた同窓会】を企画した際に、思わぬ“壁”にぶち当たった話を紹介します!
画像: せっかくの同窓会が中止!? お花見も兼ねて集まろうとしたら → 参加者同士で対立してしまった理由

中学の同級生と「同窓会を兼ねて、地元の公園でお花見」することに

私はフリーランスとして働くママです。これは私が30代前半だった頃の話です。

とある年の春に、中学の同級生と「同窓会を兼ねて、地元の公園でお花見をしよう」という話になりました。連絡先のわかる子に手当たり次第声をかけてみると、約10人ほど参加者が集まりました。

久しぶりに会う子もいたため、とても楽しみにしていた私たち。しかしお花見の詳細を決めるため、参加メンバーで集まった時に、思わぬ問題に衝突してしまったのです。

「先に行ってお花見の“場所取り”をする人」を決めようとしたら

その問題とは【役割分担】です。最初に「集合時間はお昼12時だけど、先に行ってお花見の“場所取り”をする人を誰にするか決めましょう」という話になりました。

しかし、育児中の子が「子どもの世話があるから、場所取りのために朝早く行くのは厳しい。独身の人がやってよ」と言うと、独身の子が「いや、仕事が決算前で忙しいから、休日の朝は起きられない。場所取りなんて無理!」と拒否して、いきなり大揉め。

らちがあかないので、「じゃあ、先にお花見しながら食べる食事について決めようか」と議題を変えてみました。

しかし今度は、キャリアウーマンの子が「お弁当を作るのは面倒だから、ケータリング(宅配)を頼もう」と言うのに対し、主婦の子が「宅配は高いからもったいないし、手作り弁当の方が美味しい!」と主張して、全然まとまりません。

結局、話し合いが進まず計画が立てられない上、衝突してばかりで雰囲気が悪くなってしまったため、お花見は中止になってしまったのでした。

数年たった今でも、春になるとその出来事を思い出します。「私たちがもっと、自分と生活環境が違う人のことを受け入れて、お互いに譲歩する気持ちを持てていれば、あのお花見は開催できたのかな」と思うと、ちょっと切なくなります。

【体験者:40代・女性フリーランス、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。

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