「母親とはこうあるべき!」そんな思いにとらわれている人はいませんか? 筆者の知人Aさんは50代の今「もっと気楽に子育てすればよかった……」と後悔しているそうです。現在、子育て真っ最中の読者のみなさん、Aさんのように後悔することがないように、もっと気楽に子育てと向き合っていきませんか。
画像: 50代の今「もっと気楽に子育てすればよかった」孫が誕生した直後『娘の子育て』を見て後悔した理由

母親は我慢するもの!

現在50代のAさんは、20代で3人の子どもを出産。そこからは子育てに追われながら必死に過ごしてきました。

当時のAさんは、母親になったからには子どものことが最優先、自分のことは後回しにしなければならないと思っていました。時代や周りの雰囲気もあり、そのことに疑問を感じることはなかったのです。

だからAさんは出産後、友人からの遊びの誘いは断り、飲み会にも行かず、自分のやりたいことはほとんどやれずに過ごしました。自分の時間が取れるようになったのは、子どもたちがある程度大きくなってからです。

孫誕生! 令和を生きる娘の子育て

子育てを頑張り50代になったAさん。3人の子どもは立派に自立し、中でも長女は結婚・出産して一児の母となっていました。おばあちゃんになったAさんは娘の子育てする姿を見ていてびっくりすることがあります。

子育ては母親の仕事という認識があった昔とは違い、現代は夫婦で協力し合って子育てするのが当たり前。娘夫婦を見ていても、おむつ替えもミルクもどちらともがやっています。

また、娘がやりたいことがあるときには夫が休んで子どもの面倒を見ており、娘は自分のやりたいことをやれているように感じられます。夫も子どもの面倒を見られないときには、娘はAさんを頼ってきます。

我慢なんてナンセンス!

娘「美容院に行きたいから子ども見ててくれない?」

Aさんは娘の言葉に最初は違和感を覚えました。それは、自分だったら美容院に行くために子どもを誰かに預けるなんてしなかったという経験からくるものです。

A「もうちょっと授乳間隔が空くまでは美容院なんて我慢したら? 母親になったんだから」

思わず出た言葉に娘は言い返してきました。

娘「母親になったら我慢しなくちゃいけないなんて誰が決めたの? ミルクだってあるんだから問題ないよ」

Aさんは娘の言葉に自分自身の価値観がぶち壊されるような感覚になりました。

もっと気楽にやればよかった

娘の言う通り、母親になったら我慢しなくちゃいけないなんて誰が決めたものだったのでしょう。Aさん自身がなんとなく従ってきた価値観は古いもので、娘には通用しない間違ったものだったのです。

子どもを夫に預け遊びに出かける娘は楽しそうで、もちろん子どもも問題なく育っています。Aさんはそんな娘の姿を見ていると、「こんな風に自由に子育てしてもよかったのだなあ」と思わずにはいられません。

自分自身の子育てをやり直すことはできないから、せめて娘には窮屈な思いをしてほしくないと、今では孫を積極的に預かっているそうです。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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