好きなことを仕事にするって、誰もが1度は夢見ることですよね。でも現実は厳しくて、諦めてしまう人や、周囲に勧められて安定した道を選ぶ人も多いのではないでしょうか? 今回は筆者の友人のエピソードをご紹介します。
画像: 両親「絵を描いて何になるの?」「普通の会社に就職すれば良かったのに」→ 数年後、たどり着いた未来

絵を描くことが大好き!

私は幼い頃から、絵を描くことが大好きでした。
空想の世界を自由に表現できるのが楽しくて、暇さえあればスケッチブックに向かい、夢中で描いていました。

しかし、両親は私の趣味をあまり快く思っていなかったようです。
「絵を描いて何になるの?」「そんなことばかりしてないで、もっと勉強に時間を使いなさい」と、いつも小言を言われていました。

絵は趣味じゃない、生きる糧

高校に進学しても、絵を描くことはやめませんでした。
美術部に入り、放課後は毎日部室で絵を描く日々。
大学進学の際にも、美術大学への進学を巡って両親とは対立し、「絵で食べていくのは難しい」と心配されましたが、私は折れませんでした。

将来は安定した仕事に就いてほしいという両親の願いは理解できるものの、私にとって絵を描くことは、もはや単なる趣味ではなく、心の拠り所、生きる糧だったのです。

イラストレーターになったものの

大学卒業後、デザイン関連の会社に3年勤め、イラストレーターとして独立。
最初は仕事も少なく、収入も安定しませんでした。
「だから普通の会社に就職すれば良かったのに」「このままじゃ結婚も遅れるのでは」と、両親からため息をつかれることもありました。

それでも、私は諦めませんでした。寝る間も惜しんで絵を描き、ポートフォリオを作り、様々な企業に売り込みに奔走したのです。
「絵で生きていきたい!」その一心で、努力を続けました。

諦めなかった夢の行方

努力が実を結んだのは、独立してから3年後。私の描いたイラストが、ある有名企業の広告に採用されたのです!

これをきっかけに、仕事は大幅に増え、収入も安定。イラストレーターとして成功を収めることができました。

今では両親も私の成功を喜び、応援してくれています。
思い返せば両親の反対も「娘に幸せになってほしい」という気持ちのあらわれだったのでしょう。

今は胸を張って両親に「私すごく幸せだよ!」と言うことができます。

【体験者:20代・女性イラストレーター、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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