筆者の友人K子は、親の厳しい教育方針のもとで育ちました。
しかし大人になってから、自分の生き方に違和感を感じ始めます。
そんなK子が「自分の人生を楽しむ」ために始めたこととは?
画像: 親から「役に立たないことはしなくてよい」→ 心を閉ざし、楽しむことに罪悪感を持つ大人になった結果

親の絶対的な教育方針

私の親は
「将来役に立たないことはしなくてよい」
が口癖でした。

塾やピアノは「頭が良くなるから」という理由で熱心に通わせてくれましたが、私が
「絵を習いたい」
と言うと
「絵は将来役に立たないから」
と反対し、習わせてもらえませんでした。

中学生になり演劇部に入りたかったのですが
「芝居も将来何の役にも立たない」
とまたしても反対。

「絶対入ったほうが良い」
と無理やり英語部に入らされましたが、興味が持てずつまらない中学生活を送ることに。

大人になり→自分の人生を楽しめていない!?

そんな両親の元で、次第に自分から「何かをしたい」と言い出すことはなくなりました。

大人になり安定した企業に就職。
一人暮らしも始め、やっと親の干渉から解放されたものの、家でドラマを見ていても

「こんなの見ていても何の役にも立たない」
と思えて楽しめなかったり、店で好きな服を見つけても
「実用性のない服はダメ」
と自分を抑え込む癖がなかなか抜けません。

「このままじゃ、自分の人生を楽しめない!」
と危機感を持ち始めました。

「役に立つ」ではなく「好きだと思うもの」

「役に立つ」
ではなく
「自分が好き」
と思えるものを大事にしたい。

そう意識を変えることに。

まず始めたのは、靴選び。

「歩きやすいものが一番」
とスニーカーばかり履いていましたが、一目惚れしたおしゃれなヒール靴を買って履いてみたところ、歩くだけで特別な気持ちになり、心が躍りました。

「こういう気持ちを大事にしよう」
と思い、幼い頃通わせてもらえなかった絵画教室にも思い切って通い始めてみることに。

自由に好きなものを描く楽しさに触れられて、日々が充実していきました。

そんな風に少しずつ自分の好きな物を選べるようになっていき、性格も前向きに。
好きなことを好きと楽しめる今が、一番楽しいと感じています。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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