「あの～、、、」【貸出用の車いす】で遊ぶ若者達に絶句！ すると、幼い子どもが近づいていって！？

貸出用の車いすが一台

A子さんが行くスーパーには、貸出用の車いすが一台ありました。
入口近くに置いてあり、時々高齢者の方が使っているのを見た事があります。

足の不自由な方や、体調不良の方の為の車いす。
それが、まさかのとんでもない使われ方をしていたのです……。

それはダメでしょ！？ 大はしゃぎする若者達にドン引き

ある日A子さんがスーパーへ行くと、入口付近で大笑いする若者の声が聞こえてきました。
振り返って若者達を見てビックリ！
無理矢理車いすに二人乗りして一人が後ろから押したり、ウィリーをしたりと遊びまくっていたのです。

ありえない光景に驚きましたが、直接注意する勇気がありませんでした。
仕方なく、A子さんは警備員さんを呼ぶことにしたのです。

警備員さんの姿を探そうとすると、若者達に一人の子どもが近づいて行くのが見えました。

幼い子どもの勇気に拍手。私も見習わなきゃ

「そればぁばが使いたいから、貸してください！」

堂々と大きな声で言うのは、小学生くらいの女の子でした。
女の子の横には、腰が曲がり杖を持つ高齢女性が、困った顔をしていたのです。

その様子を周りの人達も大注目していて、それも皆が軽蔑の眼差しでした。
A子さんも、もし若者達が女の子に向かって行ったら、すぐ助けに行けるようにしていました。
周りの視線に気づいた若者達は、バツが悪くなった様子。
女の子に車いすを渡して、逃げるようにどこかへ行ってしまいました。

あの場で大人達が声をかける前に、幼い子どもが声をかけることはどれだけ勇気がいったことでしょうか。
A子さんですら声をかけることを躊躇してしまったくらいなのに、臆することなく声をかけた女の子。
幼くとも勇気ある行動が素晴らしいと感じ、自分も声をかけられる人にならないと、と反省した出来事でした。

まとめ

そのような状況で声をかけるのは、大人でも勇気がいるかもしれません。後から絡まれてしまっても嫌ですしね。
それでも祖母の為に、勇気を出した少女は素晴らしいですね。きっと素敵な大人になるに違いありません。

【体験者：30代・主婦、回答時期：2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。