物価高騰の折、みなさんもさまざまな節約をしているのではないでしょうか? 筆者の知人Aさんも節約家の夫の提案で、新居への引っ越しを業者に頼らず自分たちですることにしたのですが……。その結果、とんでもない目に遭ったそうです。お金をケチったせいでAさんに起きた事件を、早速みていきましょう。
画像: 「引っ越しは自分たちで!」→「プロに任せればよかった(泣)」予想外の『落とし穴』に、ただただ後悔

マイホーム購入! 引っ越しどうする?

Aさんは結婚3年目でマイホームを購入しました。新しい家での新しい生活を楽しみにしていたAさん。引き渡しの日が近づいてきた頃、夫がある提案をしてきました。

夫「2人暮らしで荷物も少ないから、引っ越しは業者に頼まず俺たちでやろう!」

夫の提案に驚いたAさんでしたが、業者に頼んだ場合引っ越しにかかる費用は数十万円。マイホームという大きな買い物をして少しでも節約したい気持ちのあったAさんは、夫の提案を受け入れました。

A「そうだね! 2人でやってみよう!」

セルフ引っ越しは思いのほか大変

そうして引っ越しの準備を始めたAさんたち。2人暮らしで荷物は少ないとはいえ、かなりの荷物がありました。それらの荷物を入れるための段ボールを自分たちで購入し、梱包していきます。

かなりの数になった段ボールや家具は自家用車では運べず、軽トラをレンタルしました。積み込みや荷降ろしも2人だけではできないので友人に協力を依頼。何往復もしてアパートから荷物を運び出します。

なんとかすべての荷物をアパートから新居へ運び入れることはできましたが、かなりの大仕事でした。

セルフ引っ越しが引き起こしたもの

自分たちで行った引っ越しは、疲れただけではありませんでした。大きな家具を運び入れる際に壁に傷をつけてしまい、Aさんは大きなショックを受けます。

さらに冷蔵庫も、自分たちで無茶をして運んだせいで故障してしまいました。

A「業者に頼んでいれば、こんなことにはならなかった……」

Aさんは疲れた頭と身体で、引っ越しを自分たちでやったことを後悔していたのです。

節約にもなりませんでした!

節約のためにと自分たちで引っ越ししたはずでしたが、実は節約にもなっていませんでした。

手伝ってくれた友人へのお礼、壊してしまった冷蔵庫を買い替えた費用、段ボールや軽トラレンタルにかかったお金……。

すべて合計すると業者に頼んだ場合と変わらないくらいのお金がかかっていたのです。さらに、引っ越しの際に新居には傷がついてしまいました。ピカピカの新居で心躍る生活をするはずだったAさんの心は、壁の傷を見るたびに沈んでいます。

「やっぱりプロにお任せすべきだった」
節約すべきところとお金をかけるところをきちんと見極めなければと、Aさんは痛感したそうです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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