親が経済的に恵まれた環境にあると、大人になってからも、ついつい甘えが出て親を頼ってしまうという人もいるかもしれません。今回は私の友人A子さんから聞いた、いつまでも親のお金を当てにして自立しようとしない義理の弟にうんざりした話を紹介します。
画像: 「払えなくなったら、親に頼るわ!」いつまですねをかじって生きるつもり?【無計画な義弟】にピシャリ!

自由奔放な義弟

A子の夫には、歳の離れた34歳の弟がいます。地元の有名大学を卒業後、地元の一般企業に就職したものの、ほかにやりたいことが見つかったらしく3年で退職。ワーキングホリデーで海外生活を経験したのち、しばらく定職には就いていなかったのですが、数年ぶりに正社員の仕事が決まりました。

正社員の仕事が決まる前、義弟は1人暮らしができるような稼ぎがなかったため、義実家で70歳になる実の親と一緒に住んでいました。両親ともに有名企業で会社員として働き定年まで勤めあげたので、経済的には余裕があり、義弟を無理矢理追い出すようなことはしてこなかったよう……。

貯金はほぼゼロ

就職を機にやっと義実家を出ることになり、実家から車で3時間ほど離れた都市で一人暮らしをすることになった義弟。義実家で暮らしているときは、たまに自分のお小遣い稼ぎのためにアルバイトをするだけで、食費や電気代などの生活費は親に払ってもらっていました。

しかも、昔正社員として働いていたときに貯めていたお金は、ワーホリや趣味等にほぼ全額費やしてしまっていたため、現時点での貯金はほぼゼロという状況。

考えが甘すぎる義弟

にもかかわらず、新居探しの際には、義弟は自分の貯金額や今後もらえる給料には到底見合わない家賃の高いところばかりを見学していました。A子の夫は、いい歳した大人といえど弟が少しは心配らしく、新居探しを手伝ってあげていました。一緒にとあるマンションを見学していたとき、弟は「まー、払えなくなったらオトンとオカンに助けてもらうわ!」という趣旨の発言をしたのです。

A子の夫はその発言を聞いて、静かに激怒。いつまでたっても高齢の親のお金を頼りにしようとする弟に心底腹が立った夫は、その場で弟に説教を始めました。最終的には、自分の給料だけでも払っていける家賃の安いアパートに落ち着きました。

自身も親であるA子は、義両親のことを思うとなんとも言えない気持ちになるそうです。義弟には一日でも早く自立して、高齢の両親を安心させてあげてほしいですね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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