病めるときも健やかなるときも……そう誓ったはずなのに、パートナーの危機に手を差し伸べないクズ夫。筆者の友人・A奈は、40代半ばでガンを宣告されてしまいました。子ども達も協力してくれるなかで、A奈の夫はというと──?
画像: 「お前の辛気臭い顔を見るのは限界だ!」ガン治療中の妻をよそに、遊び惚けたクズ夫の末路

ガンの宣告

私は大学時代の先輩だった夫と結婚し、息子にも恵まれたのですが、40代半ばでガンの宣告を受けてしまいました。
入院や手術を余儀なくされ、退院後も抗がん剤の影響で体調がすぐれず、息子に助けてもらいながらの生活になってしまったのです。

夫は「仕事が忙しい。お前が働けなくなった分まで俺が頑張って稼ぐから。」という理由で、家庭を顧みることはとても少なかったのですが、働けない私のために頑張ってくれていると思っていました。

欠勤?

しかしある日、仕事に行っているはずの夫の会社の後輩から家に電話がありました。
「今日は奥さんの体調が悪いから休むという連絡があったんですが、携帯がつながらなくて。どうしても確認したいことがあるので。」とのこと。

このときから私は夫に不信感を抱くようになりました。
その後も、平日は帰りが遅く、週末や祝日も仕事と言っては家を空ける夫。
私は思い切って調査会社に依頼し、夫の浮気調査をしてもらうことにしたのです。

浮気

案の定、夫には浮気相手がいることが判明しました。
証拠を手に入れた私は、夫が帰宅したタイミングで直接確認。
すると、夫は驚くほどあっさりと浮気を認め、「お前の辛気臭い顔を見ているのが限界だったんだよ!」と言い出したのです。

私はショックでしたが「私だって好きで病気になったわけじゃないわよ!」と言い返しました。
しかし夫は「俺だって自由な時間がほしいんだよ! 病気のお前の看病をしているより、元気な女性と一緒にいた方が楽しいのは当たり前だろ!」ととんでもない言い訳をしたのです。

破局

私は即座に離婚を決意。
夫と相手の女性に対して、慰謝料を請求することにしました。

夫は「迷惑をかけられたのはこっちだ! 慰謝料を請求される覚えはない!」と激怒。
しかし、息子に「いい加減にしろ!」と一喝されて撃沈。
大学時代から20年以上の付き合いだったのに、こんなにも最低な離婚になるとは……。
病気のことも夫のことも、かなりショックを受けた出来事でした。

【体験者:50代女性・会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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