先日、趣味を通して知り合った年上の友人A子さんと久しぶりに会う機会がありました。以前と変わらず元気ハツラツなA子さんは、息子さんが結婚したことを教えてくれたのですが……。そのとき彼女から聞いた、息子さんの思わぬ本音から感じた子育ての後悔や、60代の今思うことをご紹介したいと思います。
画像: 【バリキャリだった私の後悔】結婚した息子から「昔は友達がうらやましかった」60代の今、思うこと

仕事に夢中だった私

私は大学を卒業後、シングルマザーだった母たっての希望で地元の市役所に就職しました。公務員として働く中、仕事を通して知り合った男性と20代半ばで結婚し、1児の母に。

結婚後は専業主婦になる女性が多い時代で、既婚者の友人たちも専業主婦として家庭を支える人がほとんどでした。しかし結婚・出産を経ても、真面目で責任感が強く負けず嫌いなところがある私は仕事に夢中。仕事を辞めるという選択肢は、私の中にはありませんでした。

家でも資格取得に励む日々

数か月の産休を終えた後も、同居していた私の母に幼い息子を預け、男性並みにバリバリ働く毎日。土日に急な仕事が入ることも多々ありました。息子の世話は定時帰りが多かった夫や母に任せきりで、キャリアアップのために資格取得にも力を入れていたため、息子が寝かしつけたあとも自主的に勉強していました。その熱心さは夫にも呆れられるほど……。

私の帰りが遅いため、平日に家族揃って晩御飯を食べられることはほとんどありませんでした。母は料理が苦手だったため、朝出勤前に私が晩御飯を作ってから出社。そのため、揚げたてや焼きたてのものが食卓にあがることはほぼゼロでしたが、わが家では当たり前のことでした。

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