誰だって怪我や病気はしたくないし、入院なんてもってのほかですよね。
筆者は持病のため手術・入院をしたことがあるのですが、その時のお話をご紹介したいと思います。
画像: 患者様は神様じゃない、けど──。入院中「あまりにも差があり過ぎる」と痛感した出来事

手術入院。不安いっぱいだけど、頑張ろう

ある時、私は持病で手術が必要になったので、大きい病院へ入院することになりました。
担当医師や担当看護師はとても丁寧で、それだけで安心できたものです。

全身麻酔の手術も、この先生ならお願いできる! と、怖いと思いませんでした。術後の痛みが強い時やメンタルが辛い時は、担当看護師が本当に心の支えとなりました。

そうして二週間ほど入院し、無事退院することができたのです。
しかし、その入院中に思う事がありました。

対応の差が少し目立つ

それは、人によって対応が違うことがあったということです。
検温や採血で来る若い看護師は冷たい口調であったり、酷い人はため口で話してきたりするので、思わず「私達って、友達だったっけ?」なんて言いたくなることも。
さらに驚いたのは、廊下や詰所で他の患者達の陰口を叩く人までいたことでした。

入院中は毎日リハビリがあったのですが、理学療法士の人達も同じ。
丁寧な人とそうでない人の差が激しかったのです。

そのような対応の差を目の当たりにすると、「今日は○○さんが担当か」と安堵したり、逆に「今日の担当の人は嫌だな」と、入院中の不安な気持ちがさらに落ちたりすることも……。

寄り添うことの大切さを実感

患者は身体の痛みや苦しさだけでなく、精神的な辛さも伴うもの。
やはり寄り添ってくれる人がいると、それだけで頑張ろうという前向きな気持ちになるものです。

実は私は、理学療法士という医療を提供する立場にもいました。
自分が入院を経験したことで、患者さんの気持ちを深く知れたのです。入院中の複雑な心境は、体験しないと分からないものだとも感じました。

どれだけ忙しくても、大人数をこなすうちの一人だったとしても、その患者さんは一人しかいません。より一層、患者さんに寄り添える人になりたいと、強く思えた出来事でした。

まとめ

看護師さんたち医療従事者の方々のお仕事の大変さは理解していますし、今回の入院で出会った態度があまり良くなかったスタッフさんたちも忙しい中の対応でなかなか厳しい面もあったのだと思います。
これを機会に自分自身の勤務態度も見つめなおし、いつでも笑顔で丁寧な仕事をしたいと心から思いました。
この経験は、理学療法士として学びの多かった経験となったのです。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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