あなたの住まい近隣ではご近所付き合いがおこなわれていますか? 筆者の住む町ではご近所付き合いはほぼ皆無でした。しかし先日とある1件がきっかけとなり、ご近所付き合いの重要性を感じさせられました。今回はそのときのエピソードを紹介します。
画像: ご近所付き合いは必要? それとも不要?『駐車場』をきっかけに、「していて損はないな」と感じた話

ご近所付き合い

私は一軒家やアパートが建ち並ぶ住宅街で、賃貸アパートの一室を借り暮らしています。

近頃の風潮のせいか、賃貸アパートであるためなのかわかりませんが、近隣の方との交流はほとんどありません。
それこそ入居した際にアパートの住人さんに挨拶に行った程度で、私が暮らし始めてから入居した方においては同じアパートに暮らしておりながら顔も知らない関係性です。

私もそういうものなのだろう、と考え、自ら積極的にご近所付き合いをするような行動は取っていません。

トラブル

ある平日の夜9時、食材の買い忘れに気がつき買い物に出かけました。

すると、アパートの向かいの一軒家に停まっている車の車内のライトが付きっぱなしになっているのを発見。
近づいて確認しましたが、エンジンは切れていて、誰も乗っていない状態です。

このまま放置すると車のバッテリーが上がり困ってしまうだろうなと思い、夜9時という時間帯でしたがそちらのお宅のインターフォンを鳴らしました。
すると、インターフォンの向こう側から「どなた様でなんの用事ですか……?」とかなり警戒されてしまう事態に。

確かに平日の夜9時に知らない人がインターフォンのカメラに映っていると怖いだろうと感じ、用件だけ伝えその場をあとにしました。
買い物から帰ると車内のライトは消えていたので、その後消しに行かれたのだと思います。

このままでいいの?

自宅に帰ってから先ほどの出来事を振り返り、このまま近所にどんな人が住んでいるのかも知らないままでいいのだろうか? と考えました。
今のままの状態では、仮に私の車のライトが付きっぱなしになっていても、わざわざどの部屋かを探して教えに来てくれる人はいないのではないか? と思います。

その日から私は近所の人に出会うと積極的に挨拶や世間話を持ち掛けるようにしています。

向かいの一軒家の方とは今では顔を合わせるとさまざまな話ができる仲になりました。
時代のせいにしていましたが、自分の振る舞いで環境は変えられるものだと考えさせられる出来事となりました。

【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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