お金の価値観は十人十色。でも、なかにはどうしても理解できない価値観を持った人もいます。私の義両親の価値観はとても不可解でした。独特な価値観を貫き通した結果、どのような事態を招いてしまったのかをご紹介します。
画像: 「学校に行ってないなら、お年玉は減らすわ」【孫を傷つける義両親】→ 数年後に起きた『異常事態』とは

義両親

私の義両親はとてもケチで、お金を出すことにはとてもうるさい人たちです。
それは孫に渡すお年玉にも反映されていて、自分たちの好き・嫌いという感情でお年玉の金額を分けていました。

それがわかったのは、我が家の次男が小学校3年生の時に不登校になったことがきっかけ。
「Kくん(息子)は学校へ行ってないんだから、お年玉は千円ね。」「Mくん(義弟の息子)はうちによく遊びに来てくれたし、敬老の日もプレゼントくれたもんね! だから1万円よ」とお年玉を渡すときに、わざわざ理由と金額を集まった親戚一同の前で言ったことが始まりでした。

疎遠

これには私も夫も驚き、もちろん次男は落ち込んでしまいました。
夫曰く、体裁を何よりも気にする義両親にとって、学校に行っていない孫は評価に値しないということだとか。

みんなの前で、孫を傷つけるようなあからさまな差別をすることに腹を立てた私たち夫婦は、義実家へ行くことをやめ、お付き合いを控えるようにしたのです。

お年玉

その後、我が家が義実家に行かなくなってからも、義両親は同じことをし続けたそうです。
孫に対する態度を義姉夫婦にも呆れられ、以前お年玉をたくさんもらっていたMも中学受験に失敗した翌年にはお年玉をもらえなかったとか。

「いい学校に入れるはずだったのにね。努力が足りなかったんだから、お年玉はなしね。」と言い放った義母に腹を立てたM。
そのことがきっかけで、義弟家族さえも寄り付かなくなってしまったのです。

末路

昨年の暮れに義母から「お正月、来てくれない?」と夫に連絡があり、誰も来なくなったことが発覚しました。
しかし、我が家もさんざん嫌な目に遭わされたので、夫は「行かない。」と断ったそうです。

価値観の違いは受け入れるように努力はしますが、子どもを傷つけられてまで我慢するつもりはありません。
きっと義両親はこれから寂しい老後を送ることになるのでしょう。
でも、それは自業自得……私たちから手を差し伸べるつもりはありません。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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