厳格な家庭で育った筆者の友人F子さん。
進路について親の意向に沿わなかったことで親との関係が冷え切ってしまいますが、時間が経過してからあるきっかけで親と和解することに!?
画像: 「医療系の大学じゃないと認めない」受験で仲違いした親子。和解した『きっかけ』とは!?

親戚一同が医療関係者の家系で育つ

F子さんの父親は医師で母親は薬剤師、親戚も医療関係者の多い家系で育ちました。

本人も「大きくなったら医学部か薬学部に」と親に言われて育ち、勉強熱心な両親の方針のもと中学受験をして進学校に通っていました。

しかし中学と高校でバレーボール部に入って練習に打ち込み、一緒に目標に向かって頑張れる仲間や顧問と出会えたことで
「いずれは体育教師になりたい」
という夢を抱きます。

進路について親と大モメ!?

体育教師になりたいという希望から、大学も教育学部への進学を考えますがそれを知った親は大反対。

「うちの一家はみんな医療職。医療系の学部にしなさい」
「お父さんもお母さんも自分の職業にとても誇りを持っている」

と言われるものの
「なぜ親の希望で自分の進路を自由に選べないの!?」
「私の人生じゃない。勝手に決めないで」

とF子さんは反発します。

希望を貫いたF子さんに、両親は!?

F子の教師になりたいという熱意に両親はしぶしぶ折れましたが、

「私立はダメ。公立か国立じゃないと認めない」
ということでF子さんは猛勉強の末、地元の公立大学の教育学部へと進学。

勉強や教育実習に励み、晴れて中学校の教師になりましたがその間もずっと親との関係は冷え切ったまま。

そんななか、顧問をしていたバレーボール部が地区予選を突破して県大会に出場することに。試合を見に来た両親が、生き生きと生徒たちに囲まれて指導するF子さんを見て
「こんな良い顔をする子だったんだ」
と驚きます。

さらにF子さんが「先生!」「先生!」と生徒たちに頼りにされている姿を見て
「F子はこんなに子供たちに必要とされているんだ」
「これだけ夢中になれるものと向き合えて良かったのかもしれない」
とようやく両親も納得。

両親は自分たちの世界観の狭さを反省し、F子さんと和解したそうです。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.