「家族でキャンプ」と聞いて誰もが思い浮かべるのは、澄んだ空気、緑豊かな自然、そして家族との楽しいひととき。しかし私の友人は、姑への気遣いでヘトヘトになったそうです。そんな話を聞かせてくれました。
画像: 「疲れるのよね~」【愚痴ばかりの義母】とキャンプ──嫁が「二度と一緒に行かない」と誓った件

義母のキャンプデビュー

夫が企画した、私たち家族と義弟家族、そして義母とのキャンプ。夫はあれこれ仕切るのが好きなタイプで、キャンプ初体験の弟家族にも楽しんでもらいたいと考え、コテージを2つ借りました。

車で数時間かけ、山の中のキャンプ場に到着。私は夕食の準備を始めました。

すると義母に突然、「私はどっちの部屋に行けばいいのかしら?」と聞かれたのです。その辺は義母と息子2人で相談し合っているものと思っていましたが、そうではなかった様子。

私は笑顔で、「どちらでも構わないんじゃないですか?」と答えました。

義母の愚痴と私のモヤモヤ

すると義母は「義弟の奥さんには気を遣うのよね」「義弟の奥さんて神経質だから疲れるのよ」と、愚痴を言い始めたのです。

私は義弟の奥さんに悪い印象はなかったので、延々と愚痴をいう義母にモヤモヤ。

素直に「こちらのコテージに泊まりたい」と言われれば、私は「どうぞ」と答えます。でも、義弟の奥さんの悪口を私に言い、「こちらに泊まればどうですか?」の一言を引き出そうとしているように思えて、私は嫌な気持ちになりました。

砂と虫と、義母の愚痴

夜になり、義母はこちらのコテージに泊まりました。

寝るときになっても愚痴は止まらず。「私お邪魔よね、ああ、こんなことなら来なければよかった」「砂も虫も入ってくるし」と、ずっとブツブツ言っています。私は疲れていたので、無視して寝ました。

翌朝、帰り支度をしていたときのこと。義母は「キャンプ楽しかった! また連れてきてね」と夫に言ったのです。あれだけ愚痴をこぼしていたのに、また来たいと宣言する姿に、私は唖然としてしまいました。

それから義母と一緒にキャンプに行くことはないと心に決めました。

【体験者:20代・会社員、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.