今回は筆者の知人が体験した【義家族との相続トラブル】を紹介します。夫が亡くなり傷心状態の時に、義家族から「土地を返せ」と迫られ渋々承諾。しかしその後、その土地を巡って思わぬ事件が起こって……!?
画像: 夫亡き後、義家族から「土地を返せ」と迫られた!→ 泣く泣く手放した後、義家族に起きた【悲劇】

夫の葬儀直後に、義家族から「うちの土地を返してほしい」と迫られた

数年前、夫が事故で亡くなりました。葬儀直後でまだ傷心だった私と高校生の一人娘のもとに、夫の母親と姉がやってきて、「うちの土地を返してほしい」と言ってきたのです。

夫は自分の祖父が亡くなった際、遺言により土地を相続し、私たちはその土地に家を建てて暮らしていました。

土地も家も夫名義で、当然私と娘が相続してそのまま住めるものだと思っていましたが、義母と義姉は「その土地は代々うちが守ってきた由緒ある土地なので、こちらに返してもらうのが筋だ」と主張してきたのです。

もちろん抵抗しましたが、夫の他の親族たちからも迫られ、泣く泣く土地を義母に譲ることに。私たちは別の家に引っ越すことになってしまいました。

しかし、夫が十分なお金を残してくれていたおかげで、私と娘は難なく新しい家を見つけて引っ越すことができました。

その後、疎遠になった義家族は、私たちの知らないところで思わぬ災難に遭っていたのです……。

土地と家を手に入れた義家族に異変が……

数年後、私と義家族の事情を知る知人から、その後の義実家の話を聞く機会がありました。

私たちから土地と家を手に入れた後、しばらくして義母の「もの忘れ」が増えたそうです。義母は一人暮らしでしたが、義姉は「認知症というほどでもなさそうだし、しばらく様子を見よう」と特に何もしませんでした。

すると、判断力の鈍った義母は義姉の知らない間に、たまたま知り合った不動産屋に、その土地と家を売却してしまったのです。

義姉が気づいた時には既に引渡しまで終わっており、なす術がなかったとのことでした。ちなみにその後、すぐに義母は「認知症」と診断されたそうです。

思わぬ形で【代々守ってきた由緒ある土地】を失ってしまった義家族。しかし相続時に散々な目に遭わされた私には、“天罰”が下ったとしか思えないのでした。

【体験者:50代・女性パート主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.