共働きは夫婦2人が協力しないと成り立ちません。どちらかの負担だけが大きければ、いずれ限界を迎えてしまいます。今回は仕事をしながら家事と育児に奮闘するワーママの友人が、夫とのエピソードを聞かせてくれました。
画像: 夫「家事くらいちゃんとやれよ」→ 育児も仕事もしてるのに、、、反論したらまさかの展開に

共働きなのにワンオペ

共働きにも関わらず、我が家は家事育児のほとんどが私の担当です。仕事で疲れて帰宅すると、山積みの洗濯物、散らかったおもちゃ、保育園帰りで疲れてグズる子ども……。
ため息をつきながら、夕食の準備に取り掛かるのがいつものルーティンでした。
夫は仕事を理由にほとんど何もしません。

夫の一言にカチン!

そんなある日のこと。珍しく早めに帰宅した夫が、リビングの散乱した様子を見て、
「……家事くらいちゃんとやれよ」
と、ため息混じりに呟きました。

定時ダッシュで保育園に駆け込み、重い買い物袋を下げて帰宅したばかりだった私にそれを言う?! と、さすがにカチンときた私。

思わず夫に「私もあなたに『仕事くらいちゃんとやれよ』って言いたいわよ。このあいだ仕事でミスしたんだって?」という言葉を投げつけてしまいました。

仕事の話は筒抜け

実は、私と夫は社内結婚です。部署は違うものの、社内の噂は驚くほど早く伝わってきます。
最近、夫が大きなミスをしたらしいという情報は、私の耳にも届いていたのです。

嫌味を込めた私の言葉に、夫は目を見開いて黙り込みました。反論されると思っていただけに、その反応は意外なものでした。

夫婦で冷静に話し合い

しばらく沈黙が続いた後、私が「ちょっと言い過ぎた」と呟くと、その言葉に夫も落ち着きを取り戻したようで、「……いつも任せきりで悪かった」と小さな声で謝罪してくれました。

それから、私たちは改めて話し合い、私は日々の家事と育児の負担、そして夫の無理解について、積もり積もった不満をぶつけました。

夫は私の話を真剣に聞き、自分の至らなさを反省していたようです。仕事に置き換えて指摘されたことで気付くことがあったのでしょうか。その日からは積極的に家事や育児に参加するようになりました。

まとめ

あの日、散らかったリビングで私が夫に言い放った言葉は、決して褒められたものではありません。1歩間違えば取り返しのつかない喧嘩にもなりかねない、荒療治だったかもしれません。

でも、あの日の爆発がなければ、今の状況はなかっただろうとも思うのです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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